- 喜多 元宏
- キャリアナビゲーター・教育アドバイザー 教育アドバイザー・キャリアナビゲーター
- 東京都
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
2009年の日本生産性本部が発表した新入社員に対する調査では「今の会社に一生勤めたい」と回答したのは55%。2000年は20%に過ぎなかった。転職もしないに越したことはないと答えたのは34%。大学新卒が3年以内に約 %退職するというデーターがある。人の人生は他人がどうのこうの言えるものでもなく、あの時は良いと思って判断したがマイナスな結果になり後悔するというケースがよくある。しかし果たしてそうか?何かの縁があって今日この道を進んでいると感ずる事もある。大学を卒業してずーっと定年まで一つの会社で勤務する事も人生。またいろいろ機会を利用し転職をすることさらには起業することもある。これも人生である。
まだまだ日本では転職する事をネガティブに見て一つの会社で歯を食いしばってがんばる事が美であるように見る傾向がまだある。特に高度成長期にサラリーマン経験者はそのようである。NHKの調査で35歳1万人の調査で年収500万円で転職ありは54%。年収200万円は82%というデータがあった。これは大学卒だけのデータではないので全て参考にはできないが正社員の42%は会社はいつか倒産するものであると感じているようで、会社に対する帰属意識は薄いようである。あるAという仕事をしたから次はA’の仕事、次はA’’でないといけないということはない。もちろん転職しさらにステップアップしてゆくにはそのほうが待遇も良いかもしれない。
しかし別の見方をすれば人生いろんなことをいろんな仕事を経験したほうが良いと感じている価値観を持った人はあえて仕事の脈絡ではなく自分のそのときの真情に合わせて楽しみながら転職し、あるいは起業している人もいる。
確かに定員割れや質にも問題のある学校もあるが、新卒と違うのはそれぞれ専門と経験を持っていることであり、隣の人とあなたとは基本的には雇う側から見れば違う価値のものである。
勤務年数が上がるにつれて活躍のステージや経験が積まれればA社の範疇では収まらなく感じ始めた場合はB社に転職しさらには機会を見つけC社に移り自分の専門性を高めるとういことは当然に考えられる事である。というかそうしないと自分の能力が伸びないで会社のスケールの中で一生終わってしまうという事になりかねない。先日ある大手有名企業の退職者と話す機会があったが、その会社は東大、京大、一ツ橋、早稲田、慶応大学出身者が入社時点で大きなシェアーを占めている。しかし、会社の範疇で会社の仕事だけ何十年もやってきているとせっかく優秀な人材が最後は覇気のない老いぼれになった退職する。
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