- 竹内 和美
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
- 研修講師
対象:キャリアプラン
- 宇江野 加子
- (キャリアカウンセラー)
- 冨永 のむ子
- (パーソナルコーチ)
言われる通り、モノ余り時代に育った人たちです。
なぜ、モノ余りの時代が、やりたいことが見つからないのと結びつくのか・・?
「やりたいことだらけ」の私には、よく理解ができませんでした。
子育てをして、初めて気づきました。
やりたいことを見つけさせてあげられるのは、実は、親の「忍耐」なんだなぁ・・ということをです。
パイロットを目指す長男は、碧南市の管理するこども遊園地に毎週水曜日(当時経営していた会社の定休日)、
50円玉をたくさん握って通いました。
お目当ては、バッテリーカーです。
水曜日の遊園地は、とても空いています。
だから、バッテリーカーに乗り放題です。
4・5歳のころには、一人前に、ひとりですいすい、乗りこなせるようになり、やがて、ゴーカートの二人乗り(大人同伴ではければならないため)に移り、自分で運転するようになり、そして、年齢が上がったことによって、ひとりで乗りこなせた時には、相当な腕前になっていました。
乗り物に興味を持ったようなので、旅行に出るときは、できる限り電車、新幹線、飛行機を利用しました。
乗ってしまえば外観は見えないのに、くろしお、サンダーバードなど、特長のある列車に乗るため、遠回りをしたことすらありました。
今、大学受験を前に、彼は、職業を先に決めました。
そして、そのために、どの大学に進学するのがよいかを決めたようです。
次男は、中学生から男子の新体操を始めました。
体が硬く、とてもものにならないのではと思いましたが、どんなに厳しい言葉でしごかれても、「勝つ」喜びを教えていただいたおかげで、新体操が大好きです。
顧問の先生はじめ、サポートくださるの、忍耐のおかげでしょう。
モノ余りの時代ですが、親が手を添えて、熱中するかもしれないきっかけを与え、しばらく熱中したのなら、子供ペースで体験させる忍耐が親には必要なのでしょう。
さまざまな経験の中で、好きなことを見つけていくことができ、そして、それを仕事にできるのであれば、こんな幸せなことはないのではないでしょうか?
習い事を選べる歳ではない幼児に、効率よくお習い事をさせることも重要ですが、時には、効率を無視して、熱中していることは、そっと見守ってあげることも大切ではないでしょうか?
大人になっても、まだ、間に合います。
何が自分を熱中させるのかわからないだけに、臆病にならず、おっくうがらずに、いろんなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
このコラムの執筆専門家
- 竹内 和美
- (研修講師)
- 株式会社オフィス・ウィズ 代表取締役
実践型研修で、結果が即・行動に現れます
ビジネススキルに不可欠なコミュニケーション力。ますます重要な「聴く力」「話す力」「論理的に考える力」を高める研修はじめ、企業研修の内製化のコンサルティング、人事政策のアドバイスなど、人事に関する総合的なご支援をしています。
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