原因は「石」?大阪市大教授ら確認
めまいを起こす病気のひとつであるメニエール病の原因とみられる耳の病変を、大阪市立大の山根英雄教授らが見つけました。
メニエール病の症状は、平衡感覚をつかさどる耳の奥の「内耳」にリンパ液がたまってしまうことで起きますが、なぜそうなるのかははっきりしていませんでした。
もともと内耳には、炭酸カルシウムの集まった石(耳石)があって、平衡感覚を起こすのに使われています。教授らは、その石から小片がはがれて液が流れる管を詰まらせるのをCTで確認しました。
これで、詰まりを除去すればメニエールの根本的な治療法になるかもしれません。メニエール病は、突然なんの前触れもなく起こる場合と、強いストレスや疲労が誘因になっている場合があり、後者の場合は、自律神経の関与がいわれてきましたが、耳石のたまり方がまだ少ないのかもしれません。
吉川祐介ウイケアカイロプラクティック