Don't be too hard on yourself
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セルフ・ヘルプ
自分への愛情 (Loving Yourself)
2009-10-23 16:07
私がよく思うことに、みんな自分にとても厳しい、というのが
あります。
自分に対してハードルを上げて、さらに上を目指す、
という心がけや姿勢はとてもよいものなのだけれど
それがバックファイアして自分を苦しめている女性を
たくさん見かけます。
たとえば、ちょっとした言葉遣いにそれが現れます。
もっとちゃんとしないと。もっとがんばらないと。
〜しなければ。とか。
あなたも、そうした言葉遣いをして自分に必要以上に
プレッシャーをかけているときはありませんか。
この、〜しないと、という言い方は、裏を返すと
〜しなければダメな私、ちゃんとしていない私、
というような意味がなんとなく込められているのでは
ないでしょうか。
すると、自分バッシングにもつながります。
自己批判を始めると、きりがなく、また自己批判をして
気分よくいられる人はまずいないので、気持ちが
さがっていってしまいます。
〜しなければ、という言葉遣いをしていたら、
それを本当に自分がやりたいかどうか。本当に
自分にとってそれがプラスになり、自分の欲しい結果を
手に入れるために必要なことかどうか、まずチェックしましょう。
答えがイエスなら、じゃあできることからやってみよう、
という姿勢や気持ちにしていきます。
どのみち、人間はいつでもそのときにできるベストしか
やりません。そう思って、「〜しないと」という言い方を
改めてみるクセをつけてください。
言葉ひとつで、ずいぶん自分で自分にかける
プレッシャーも変わってきます。
何気な〜く使っている言葉が重要です。思っているよりも
私たちの脳は自分が発している言葉や思考を拾っていて
そのとおりになるよう、潜在的に動こうとしてしまいますから。
私はダメだ、と少しでも思おうものなら、それが正しいと
証明するような行動を取るものです。
自分に厳しいのと、自分に甘いのと、ときに判断が
微妙なときはあります。あきらかに個人個人を比べれば
その基準が違うこともあります。
ただ、その基準を人と比べる必要もないこと、それから
どうしても避けたいのは、私はまだまだ甘いのだ、
だからダメなのだ、と自分に対してジャッジすることです。
それから、言葉以外にも、自分に厳しすぎることのが
現れるのは、私たち自身の感情です。
たとえば、何かができていない自分に対して
必要以上に苛立ったり、怒りを感じたり、
また情けなく感じるとき。
先日、こうした感情を持つのは自分がネガティブなのだろうかと
疑問を持つ方からメールをいただきました。
ネガティブなのではなく、自分自身に厳しすぎるのです。
がんばりやさんに多く見られるのですが、よりよい自分を
目指しているために、そうならないことにフラストレーションが
溜まってしまっているのです。
こんなとき、厳しくする代わりに、自分に対して
根気を持つこと。
何かを成し遂げるには時間がかかるときもあるのです。
もちろん、時間がかからないときもあるけれど、
かかるときがあるから、そのとき、短気を起こさず
じっくり取り組む姿勢が大事。
短気を起こしても、自分に対して怒っても、
きっと何も変わりません。むしろ、逆効果さえ
あるかもしれません。
なら、他にできることに目を向けたほうがスマートです。
「あとほんの少しだけ」と思ってもう少し根気を持ってみること。
いつもよりちょっとだけ長くやってみる。何か
違うことをやってみる、など、どんなときでも、何かしらは
できることがあります。
そのときそのとき、自分ができることがちょっとずつ
違うのだと思って、イライラしないように気をつけて
みてください。
自分の気持ちが平和でいられるほうがよい結果を
生みやすいものです。
あなたも、自分に厳しくしすぎていないか
チェックしてみてください。もし厳しすぎるなら
何をどう変えて見てみれば楽になれるか
考えてみてください。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51686379.html
このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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