造作家具を高級化する家具用ダンパー - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

各務 謙司
カガミ建築計画 建築家
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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造作家具を高級化する家具用ダンパー

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キッチンリフォーム
先日のWeb勉強会でお目に掛かった、
金物メーカー・スガツネの赤塚さんと市川さんが、
事務所に商品説明に来てくれました。

スライド丁番のメリットとデメリット


幾つかの新商品を見せてもらいましたが、
何より感心したのが、
この後付の家具用のダンパーでした。

家具の開き扉の定番である、
バネ付きのスライド丁番の''メリット''は
・動きに安定性があり、''長持ち''すること
バネが効いて''きっちりと閉まる''こと
・扉の裏に金物がきれいに隠れること
・何より安価であること(1セット約300円!)

反面、デメリットとしては、
・バネがきつすぎて、バタンと閉じること
・丁番は丈夫でも、扉との取り付け箇所が緩みやすいこと
などが挙げられます。

スグレモノの家具用ダンパー


本日紹介してもらった製品、家具用ダンパー
上記のデメリットを解消する''スグレモノ''でした。

ダンパーとは、
一般に振動を軽減する装置のことを指すようですが、
この家具用ダンパーは、バタンと閉じる扉の勢いを消して、
閉じ際の扉をスムーズ動かす簡易装置でした。

ダンパーありなしで、扉の開閉を実演して貰いましたが、
何よりすごいのは、その動きの違いでした。

扉の閉じ方が滑らかで、''静かな''だけで、
こんなにも高級感が出るのかと知って、
正直驚きました。

この違いは、素人の方でも、一目瞭然です!



また、閉じる動きが滑らかになることで、
丁番と扉の接合部も緩みにくいという
メリットもあるとのことです。

幾つかの製品ラインナップがあるようで、
色々な丁番や家具タイプに対応し、
それぞれ形態や''取り付け方''・''価格''も変わってくるそうです。

概ね200〜500円の製品を、
キッチンリフォームの際に採用するだけで、
扉の動きがこれだけ高級感を纏うのであれば、
お客様も喜ぶのではないでしょうか。

幾つかの製品は、取り付けの際に、
実験をする必要がありそうですが、
今後のキッチンリフォームの定番として、
活用してゆきたいと考えています。

カガミ建築計画/各務謙司
カガミデザインリフォーム

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