火災保険 見直し
火災保険金の算出方法には「比例払方式」と価格協定保険特約を付けた「実損払方式」があります。
今日は「比例払方式」について紹介します。
比例払方式では保険金額と保険価格との関係により全部保険 一部保険 超過保険が考えられます。
下記でいう用語の意味!
保険価格・・・建物の価値
保険金額・・・契約した補償額
1 全部保険の場合
損害額の全額が保険会社より支払われます。
保険の目的:建物
保険価格:2,000万円
保険金額:2,000万円
損害額:2,000万円
2,000万円×2,000万円/2,000万円=2,000万円が払われます。
2 一部保険の場合
損害額が保険金額の範囲内であっても損害保険金は保険価格に対する保険金額の割合によって削減されます。
保険の目的:建物
保険価格:2,000万円
保険金額:1,000万円
損害額:600万円
この場合基本的な考え方としては
600万円×1,000万円/2,000万円=300万円が払われます。
損害額は600万円で保険金額1,000万円の範囲内であるが保険価格2,000万円に対して半分しか保険金額を設定していないのでこのような支払われかたをされます。
3 超過保険の場合
保険金額のうち保険価格を超過した部分は無効になります。
保険の目的:建物
保険価格:2,000万円
保険金額:3,000万円
損害額:2,000万円
2,000万円が払われます。
このとおり一部保険と超過保険は好ましくないのでちゃんと契約時に担当の代理店に評価して貰いましょう!
90212
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ファイナンシャルプランナー 森 和彦