これを裏付ける例として、今回は私の実体験をお話します。
私は体質的に特に虚弱というわけではありませんでしたが、気をつけていても年に1,2回は必ず風邪を引いては熱を出し、数日間寝込むというパターンを毎年繰り返していました。多くのみなさんも同じような経験をされていることと思います。
ところが私が鍼灸の勉強を始めたころ、恩師の勧めで足のツボ(大都、然谷、照海)にお灸を定期的にすえるようにしたところ、驚いたことにそれ以来風邪を引かなくなりました。また、うっかり寝冷えをしてしまい、からだがだるい、喉がイガイガするなどの感じを覚えた時も必ずこのお灸をしていますが、そうするといつの間にか解消してしまいます。以来お灸は欠かさず続けていますが、おかげで5年以上も風邪で寝込んだことはありません。この事実はお灸によって私の免疫力が高められ、風邪に打ち勝つ体になれた結果に他なりません。
昔から日本には、特に病気ではなくても日ごろから定期的に体のメンテナンスをして、病気にならない健康を維持するための慣習や知恵がありました。これを東洋医学では養生法といいます。私が行ってきたお灸も養生法の一つといえます。
今日の社会人は絶えずいろいろなストレスにさらされ、24時間休む場も無く心身ともに疲弊しています。このような現代社会でこそ、みなさんの生活の中に是非養生法を取り入れて健康を維持していただきたいと願っています。
鍼灸マッサージ治療室 銀座ルーチェ
院長 山田善章
03-6801-7064
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