家具取付は私たちの表現の場

うちに新しいスタッフが入ってきました。
新しい年の始まりです。

新しく入ってきたスタッフと一緒に取付工事に行った帰り道、彼らに「どうだった？」っていつも聞いています。
「どうだった」って言うと漠然としてしまいますが、みんな必ず、「お客さんの前だと緊張しますね。」と答えが返ってきます。工事の様子をずっと見ているお客様が多いですからね。
それはそうだと思います。私も入社間もない頃はいつもそう思って、「しっかりやんなきゃ。」ってヒヤヒヤしていたものです。
でもね、お客様はじっと睨んでいるわけではなく、楽しんでいるのだそうです。取付が終わったあとに皆さんに聞くと、皆さんそうおっしゃってくれます。
リフォームとなると、大掛かりだからお客様も何だか頭がこんがらがっちゃうかもしれないから表情が堅かったりもするけれど、家具の取り付けって小規模だからずっと見ていられるわけですね。
そして、最初にこれがこうなって、あれがこうなって、さっきのあれがこうなっていたから、次のこれとこれがここで組み合わさる、みたいなリズム良い流れがお客様にとっては楽しいのだそうです。

「今までの市販の家具とは全く違う作り付けの家具にすっかり魅せられてしまいました。
本当に良いものですね。自分の漠然とした想いを、イマイさんが上手く形にしてくれたお蔭です。
そして簡単に取り付けているようで、全て緻密に計算されていて皆さんが"職人"である事に本当に驚かされました。すっかり作業に見とれてお茶も差し上げずに失礼致しました。
スタッフの皆様にも宜しくお伝え下さいませ。」
no.b-160 「SHOW TIME」茅ヶ崎のEさん

「早速、ノートＰＣとプリンターを並べました。ちょうど横に並べることができ、スッキリと収まりました。今、そこでＭａｉｌをしています。
棚の中にはまだ何もいれていませんが、これからゆっくりと考えたいと思います。たぶん、本などではなく、上の棚にはワイングラスとかが並ぶことでしょう・・・・。などといろいろと考えてます。
しかし、イマイさんとツチエさんの仕事ぶりには本当に驚きました。ほとんど言葉をかわすこともなく、でも相手が何をしたいのかわかっていて・・・・。今井さんが何かをさがしているとサッと土江さんが差し出す・・・・。すごいですね。あのコンビネーションがあるからこその仕上がりなのでしょうね。（と素人ながらの感想ですみません。）」
no.t-22 ｢母の机と戸棚｣藤沢のOさん

だから、スタッフのみんなには、そのあとこう伝えているのです。

「みんなは家具が来る今日を楽しみにしているし、私たちの取り付けもショーのように思っているんだ。だってなかなかオーダー家具を頼んで作ってもらってそれを取り付けるなんて見る機会なんてないし。いかにスムーズにスマートにリズム良くできるかを楽しんで表現して仕事をしなくてちゃ。
私たちはショーの踊り子みたいなものだね。」

注文家具屋　フリーハンドイマイ

http://www.freehandimai.com/

ブログ「自由な手たち」

http://freehands.exblog.jp/

と。