なっているかも、と思ったことはないでしょうか。
たとえば、何かやりたくないと思っていると
病気や怪我、事故にあったりします。怪我や病気を
したら、やらなくてすみます。
会社に行きたくないと思っていると、夜眠れないから
朝起きれず、結局会社にいけなくなったり・・・
同じように、ときに周りの注意を引きたいときなどもそう。
病気や怪我や事故は、周りの人が気にかけてくれる
絶好の理由になります。
そんなこんなで、ケガや病気、事故などを自分に
都合よく引き寄せているときがあります。
私自身も10年以上前ですが、ドイツでの
サラリーマン時代に痛い経験がありました。
上司とのミーティングがある朝、寝坊して
あわてて家を飛び出た日。当時私は車通勤。
一瞬、遅刻することに対しての罪悪感からか
遅刻して怒られるかもしれない不安からか、
事故か何か遅刻のいいわけになりそうなことが
あればいいのに、と思ったのが運のつき。
(引き寄せの力は恐ろしいのです!)
そして通勤途中、本当に事故を起こして
会社には結局半日も遅刻してしまいました。
幸い他の車も人も巻き込むこともなく、
頑丈なBMWが守ってくれて、私自身もかすり傷ひとつ
なかったのですが、車はかなりの被害。
修理費は100万円を超えるし(幸い保険でまかなえましたが)、
修理中車のない不便な生活1ヶ月と、事故後しばらくの私の
精神的ダメージと言ったら、まったく痛い事故でした。
事故ということで、ケガがなくてよかった、と
遅刻したこともミーティングをミスったこともお咎めは
ありませんでしたが・・・。
事故でもし人を巻き込んだり、自分がケガしたり、
を考えたら、一瞬でも遅刻の言い訳になれば・・・なんて
考えることのほうが恐ろしいです。
冷静になってみれば、事故やけがや病気に比べたら、
寝坊・遅刻なんて、一瞬のことで大したことでは
ありません。
度胸を決めて、寝坊したことや遅刻したことを
認めるつもりになっていればいいだけなのに、
この判断力が一瞬おかしくなるのは
なぜなのでしょう。
多少格好が悪かろうが、怒られようが
それは一瞬のことですし、自分が健康で
いられるほうがいいはず。
こうして、何かを避けたいとかやりたくないとか、
一時の不安や恐怖を避けようとして、長い目で見た
自分の身を脅かしてしまうのは、本当に危ないことです。
自分を守るためには、目先のことだけではなく、
長い目で見るクセをつけたいものですね。
たとえば、イヤだと思っていることがあるなら
上手に伝えるスキルを身につける。
もしかしたらそのおかげで一時的には拒否されたり、
人間関係がぎくしゃくするかもしれませんが、
長い目で見たら、自分の精神状態にも身体にも
かえっていいことかも。
病気になったり倒れたりしたら、こちらがつらかったことも
伝わるでしょうけれど、自分の健康という被害が
大きすぎます。
ときにはNOということも大事になる、境界線をはって、
周りがやっていいこと、よくないことをちゃんと普段から
伝えておくことが大事なのは、このためです。
ケガや病気になる前に、事故などを引き寄せる前に。
自分でなんとかできる道を探しましょう。昨日のお話の
ように、周りを巻き込むのもOKです。
人には言語というツールがあるのですし
言葉によらないコミュニケーションと合わせて
上手に使えばかなり効果的。
身を守る手段として、伝えるスキルをしっかり
自分のものにして、プラスになるように使ってください。
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このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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