そして、人の目が気になる自分を、どう思いますか?
たとえば、ランチの時間。皆に誘われたのに、断ったら
マズイかしら・・・となかなか断れなかったり。
さびしい人だと思われたくないから一緒に行ったり。
逆に、本当は一人でゆっくり食べたいけど、そういう
雰囲気ではないし、一人だけ違うのもナンかもしれないし、
それに周りを嫌っていると思われるのも困るし・・・、なんて。
これ、寄せられたメールや私のクライアントの方からなど、
本当にあるお話です。
よく考えると大した問題ではないと自覚しているのだけれど、
毎日のランチのことですから、実際に日々考えてしまうことの
ひとつになってしまいます。
ときに、こうしてよく考えると大きな問題じゃないのだけれど
気になってしまうことはあるものです。
また、人の目を気にする余り、もう自分がやりたいことか
人目を気にしているからやりたいことなのか
わからなくなっている、ということも。
本来の問題からかけ離れたところ(人目)を気にしている自分が
嫌になってしまう、なんていうこともないでしょうか。
人の目が気になるのは、物理も影響します。
とくに、日本は人目を気にする文化。
そこへまた、なかなかNOと言えない文化も手伝います。
多分、こうした傾向は世界ではアジアが強いかな、と私は
感じます。もちろん、ヨーロッパにも封建社会はあって
多少の体面や世間体を保とうとするところはあります。
(もちろんアメリカも同じく)
日本では、私の世代ではその文化は薄れつつあるものの
その前の世代ではそうはいかなかったかも。
前の世代(親から)の影響を少なからず受ける身としては、
やはり人の目を気にする体質は、多少は受け継いで
持っているはずです。
多少はあるとしても、人目を気にして犠牲になるものは
ときに大きいものになってはいませんか?
たとえば、自分らしさ。自分の言いたいこと。
やりたいこと。自分の素直な気持ち。
人によっては、人目が気になるからそれを
カバーするためにウソをついたりするかも。
自分にとって正直であることが大事なら
これはとてもつらいことになります。
自分らしさや素直な気持ち、自分の価値観あたりが
犠牲になってしまうとしたら、これは痛いし、つらい。
一時的には我慢できても続いたら、やはりしんどくなって
くるでしょうし、自己嫌悪、自信喪失の素です。
かといって、まったく人目を気にしないというのも
非現実的かもしれないので、人目を気にする自分を
自覚しつつ、必要なときに人目を無視する自分に
なれればいいですね。
人目を気にする理由のひとつは、習慣。
知らない間にそうするのが普通(クセ)に
なってしまっているのです。
だから、新しい習慣(人目を気にしない)を身につけるには
多少の根気と時間とトレーニングがいります。
でも、人目を気にする習慣を身につけたくらいだから
逆ももちろん可能。
人目を気にするようになった理由を考えてみるのもいいです。
多くは小さいころの経験だとか、何か怖いことから
身を守るというような無意識の保身本能のはず。
なぜ、いつから人目を気にするようになったか考えてみると、
何かのイベントだったり、感情だったり、発見して今考えてみると、
それほど悪いことじゃなくなっているかも。
それがまったくわからない場合は、過去のことだし
この際、そこはどうでも良いこととして、人目を
気にすることで、自分がどんな目的を果たそうと
しているのか、今の理由を考えてみましょう。
よく思われたい、嫌われたくない、とか。
人目を気にする場合は、突き詰めてみると
大体このあたりの目的に落ち着きます。
よく思われて何が良いのか。嫌われなかったら、何が
どう自分にメリットがあるのか。さらに、自分でそのメリットを
手に入れる方法は何か、考えてみれば必ずあるはず。
人目が気になるときは、一度、考えてみてください。
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このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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