外陰・腟萎縮レーザー治療 - 婦人科全般 - 専門家プロファイル

浅川 恭行
医療法人晧慈会 浅川産婦人科 理事長
神奈川県
産婦人科医

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対象:産婦人科

浅川 恭行
浅川 恭行
(産婦人科医)
浅川 恭行
(産婦人科医)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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外陰・腟萎縮レーザー治療

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外陰・腟萎縮レーザー治療とは?

外陰・腟萎縮レーザー治療は女性特有の不快な症状を緩和するために開発されたメソッドで、顔のリフトアップやたるみ改善に使われているフラクショナル炭酸ガスレーザーの技術を女性器(腟壁)に応用したレーザー治療です。

腟粘膜の線維芽細胞が活性化され、新生コラーゲンが生成。「ふっくらとした厚み」や「ひだ」のある潤い豊かな腟に生まれ変わります。その結果、腟萎縮による不快な症状が軽減。

腟粘膜上皮の変化

外陰・腟萎縮レーザー治療の特徴

  • 表面麻酔のみでOK、外来での治療が可能です。
  • 施術時間は10分程度。術後は30程度の冷却のみ。その後はすぐにお帰りになれます。
  • 施術後3日間の性交渉を控えること以外、ダウンタイムがないので、日常生活に支障がありません。
  • 治療は1か月ごとに1~3回程度。(3回セットの施術をお勧めしております)
  • 服用のような長期にわたる継続治療は必要ありません。

腟の若返りと不快な症状の軽減

外陰・腟萎縮レーザー治療による海外の臨床報告では、治療を受けた方の「灼熱感」「かゆみ」「乾燥」「性交疼痛」「ゆるみ」「尿もれ」などの症状において1回の治療でも効果が期待できます。
投薬による治療はリスクが伴いやすいことなどから、長期的な継続が難しく諦めてしまっていた方にも安心してお受けいただける治療法です。

治療の流れ

  1. 事前の検査

    問診、内診の後、必要に応じて検査を行うことがあります。
  2. レーザー照射

    麻酔は必要ありません。約5分間の照射で、効果が期待できます。
  3. 帰宅

    麻酔は必要ありません。約5分間の照射で、効果が期待できます。
    ※ただし、3日間は性交渉、公衆浴場での入浴を控えてください。

腟のゆるみ=老化?

腟萎縮による不快症状は、加齢によるエストロゲンの低下と共に誰にでも起こり得る症状です。
顔のエイジングと同様に、デリケートゾーンもエイジングしていくことをまずは正しく理解し、腟萎縮による不快症状があったら、ひとりで悩まず積極的に治療をとりいれていくことで、更年期~閉経後における生活の質(QOL)に期待できます。


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