症例は、20歳女子大学生で小さいときに心臓の奇形と遺伝子異常が見つかっていて、脳腫瘍ができたり、肝臓や腎臓の検査が悪かったりするものでした。
この症例は、22番染色体の長腕の11.2に欠損が起きている、「22q11.2症候群」と呼ばれるものだったのです。
現在、こうした遺伝子の障害は、発見するための遺伝子解析の技術が発達いていて、ほんの10年前には見つけられなかった微細なものでも、今は良く見つかるようになってきたとのこと。
そうしたデータと、実際の遺伝子解析のラボ見学を受け、たいへん勉強になりました。
ひとつ印象に残ったのは、遺伝子による先天性疾患でも、生活環境によって遺伝子異常の発言がちがってくる、という先生の意見です。
つまり、親御さんや周りのサポートがとても大切であるということです。そう考えると、代替療法がそうした環境改善の一環として、役立つ可能性もあるのではないでしょうか。
吉川祐介
Wecareカイロプラクティック&ナチュラルケア