- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
03-3523-2855
対象:生命保険・医療保険
- 岡崎 謙二
- (ファイナンシャルプランナー)
医療保険の資料請求をして手元にいろいろな保険会社のパンフレットが届いてもどの保険会社がいいのか迷ってしまいませんか。そこで今回は医療保険の選び方をまとめてみました。
医療保険の基本は入院給付金と手術給付金です。まずは入院給付日額をいくらにするのか検討しましょう。一般的に各社入院給付日額を5,000円から1,000円刻みで決めることができます。次に1回の給付日数の検討です。30日、60日、120日などがあり、通算で1,000日ぐらいになります。例えば1回の給付日数が60日を選んだ場合は、60日間の給付金をもらうと180日空けないと次の給付金がもらえません。180日空けるのはどの保険会社も同じです。1回の給付日数については、平均給付日数が年々短くなっていますので60日ぐらいでもいいのではないでしょうか。心配であれば特定の病気の時に給付日数が無制限にできる特約がある会社を選択するのも一つの方法です。手術給付金は入院日額に対しての倍率になっています。外来手術給付金は一般的に5倍です。その他の手術においては、一律10倍の会社、20倍の会社、手術の内容により10倍、20倍、40倍の会社、10倍と40倍の会社があります。手術給付金が手厚い会社のほうが保険料は高くなりますが、入院給付金と違い手術給付金については入院日数が短くなっても手術はある場合が多いので手厚くしたほうがいいのではないでしょうか。基本的な内容が決まったら、次にどんな病気の時に手厚く保障が必要なのか検討です。保険は万が一の時にお金に困らないようにするために加入するものです。手元の預貯金を考え検討しましょう。がんの時に手厚くしたいのであれば、がん診断給付金や通院給付金などがあります。がん以外に脳疾患や心疾患も心配であるならば三大疾病(特定疾病)があります。ここで注意は脳疾患、心疾患で給付金がでる会社と脳梗塞、急性心筋梗塞でないと給付金が出ない会社、同じ給付範囲でも給付条件が入院したら給付の会社や手術をしたら給付、何日以上の入院が条件の会社などがありますのでチェックしましょう。女性疾病についても会社により同じ名前でも給付条件や給付範囲、給付内容が違いますので要チェックです。勘違いをしている方が多いのですが、女性疾病の特約を付けなくても入院給付金と手術給付金で女性特有の病気の時に給付金はでます。給付金を厚くもらいたいかどうかを検討しましょう。先進医療や認知症、介護の特約についても保険料だけ比較するのではなく、内容が違っていますのでよくチェックをしましょう。保険は確率から成り立っています。何かの確率を下げれば保険料が下がります。保険料だけをみて決めるのは避けてください。もちろん保障期間によっても保険料は変わってきます。内容を良くチェックして保険の申し込みをしましょう。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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