皮膚腫瘍は医療保険の手術給付金の対象か？

先程、私のお客様より脚の裏にホクロが出来て、気になら病院に行くとケースに因っては癌かも知れないので手術したいとの相談がありました。

一般的に、殆どの人が体の何処かにホクロはある様に感じます。大概が痛みも無いので顔など以外は気にされる方はいない様に思います。

今回は、この手術が「手術給付金」の対象になるかを説明致します。皆さんが加入されてる医療保険により対象になる、ならないは違いますので、実際に手術をされる方は必ずご加入の保険会社に確認して下さいね。

今、殆どの保険会社で新規に加入される場合は、公的医療連動型タイプが多いでしょうが、昔から加入されてる方は契約時に保険営業の方から貰った分厚い本（約款、ご契約のしおり）の後の方に８８種類、若しくは８９種類の対象となる手術の一覧が記載されています。今回は、この２つについて書いてみます。

１、公的医療連動型の場合

公的医療連動型の場合、皮膚、皮下腫瘍摘出術（K000-5・6）は手術料が算定される為、手術給付金の支払い対象となります。但し、ドクターによって皮膚、皮下腫瘍摘出術ではなく、皮膚切開術（K011）で手術料を算定する人がいますので診断書を貰った際は必ず確認して下さい。ケースに因っては除外手術とされる場合がありますので。

２、８８種類の場合

８８種類の場合、手術で取った腫瘍の病理組織学的診断結果により、対象になるかならないかが異なります。

簡単に言えば支払い対象となるのは、悪性腫瘍やガングリオン等です。良性腫瘍は対象がと言う事です。良性腫瘍の代表的なものと言えばアテロームやホクロ、イボ、脂肪腫などです。

以上の様に、加入されてる医療保険により同じ手術でも対象、対象外などの違いがありますのでご自身の加入されてる保険の給付範囲をしっかりと御確認下さい。実際に手術をしてから「支払対象外」ですと言われても、どうにも出来ませんからね。