- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
03-3523-2855
対象:生命保険・医療保険
- 岡崎 謙二
- (ファイナンシャルプランナー)
入院時の備えは、きちんと考えていますか。入院時に金銭面でのリスクに対応してくれるのが医療保険です。いろいろな保険会社がコマーシャルなどをしているので、どれがいいのか迷ってしまいます。そこで今回は医療保険のポイントについて考えてみようと思います。
1,入院日額
一般的に今販売されている医療保険は入院が基本契約です。まずは入院日額をどのくらいにするのかを検討しましょう。入院日額は1,000円刻みで決めれます。また、特約で一日入院したら一時金がもらえるものもあります。一回の入院でもらえる給付日数も選ばなくてはなりません。今は入院日数が短くなっているため基本は60日ぐらいでいいかと思われます。心配な方は三大疾病などの時に給付日数が増える特約を付けてもいいでしょう。
2,手術給付金
手術給付金は入院日額の「5倍、10倍」「5倍、20倍」「5倍、10倍、20倍、40倍」など保険会社によって違います。手術倍率が高いほど保険料は高くなります。入院日数は短くなっていますが、手術を行うケースが多いので手術倍率は高い方がいいのではないでしょうか。
3,特約
特約には、主に先進医療特約、がん特約、三大(特定)疾病特約、女性疾病特約、通院特約などがあります。どの病気の時に給付金を多くもらいたいのかを考えて検討してみて下さい。同じ名前の特約でも保険会社により給付条件が違うので要チェックです。また、三大(特定)疾病払込免除特約については難しい所ですが、保険料の支払いが終身であれば付けておいた方がいいのではないでしょうか。最近、上皮内がんでも保険料の支払いが免除される商品も出てきています。
4,保険期間について
保険期間は一般的には終身のものを選びましょう。更新タイプは保険料がアップしていくため退職後の支払いが厳しくなってきます。ただし、保険は四角、預金は三角というように預金ではすぐにリスクをカバーすることができない期間だけを保険でカバーし、それ以降は預金でカバーすると考えている方は更新タイプでもいいでしょう。
5,保険料の支払い方
保険料の支払い方には、短期払い(ある年齢までまで支払う)、終身払い(生きている限り支払う)があります。一長一短ですがインフレリスクを考えると終身払いのほうが支払うお金の価値も下がるのでいいのではないでしょうか。短期払いは働いているうちに支払いを終わらせることができるメリットがありますが、保険料が先払いになるため医療費が上昇した場合に入院日額などの保険金額の価値が目減りするため、さらにお金を準備しておく必要がでてきます。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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