カイロプラクティックの目的は、神経系を整えることですから、当たり前ではあるのですが、カイロプラクティックの効果について、西洋医学的証明が難しい要素が多く、自律神経系への影響は、西洋医学的証明ができる数少ない効果ではあるかもしれません。
私のところでも、以前、自律神経の働きを測定する機械をかりて、臨床実験をしたことがありました。
いくつかのケースで、測定した中で、顕著に自律神経への影響を見ることが出来た例を、一つ紹介しようと思います。
症状は、肩こりと不眠症で、中年の男性でした。
まず、施術前にその測定器(ハートレイター)で、2分間安静にして、脈から自律神経の状態を測定していきます。
施術前の測定結果の一部が左上の画像です。
SNSとは交感神経の活性度で、PNSとは副交感神経の活性度を表しています。(この表から、交感神経が副交感神経よりかなり高くなっているのが分かります)
治療後の変化を同様に測定、その測定結果の一部が右上の画像です。
治療前と比べ、明らかに交感神経の活性度が落ち、副交感神経とのバランスが取れているのが分かります。
同じ施術での別の実験データもありますので、次回紹介しましょう。
お楽しみに。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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