子どもがつなぐカンナリレー - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月17日更新

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子どもがつなぐカンナリレー

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講習

子供がつなぐカンナリレー
      小学6年生の男子の3つの質問

(1)「1×5000<5000×1」の意味を詳しく知りたい
(2)なぜ、凜保さんが自費で活動を続けているのか知りたい (3)今まで何カ所で講演を行ったかを知りたい

「原爆の地にカンナが咲いたという事実以上に、『カンナリレー』の理念やそれによって世界中にカンナのバトンが広がっていることに、深く感銘を受けているようです。」

それが、上記3点の質問として表れているように思います。
とお母様のお言葉が添えられていました

(1)かけざんの本質をついているとも思います。
これは、東北の被災地の校長先生の一言によって思いついたカンナスマイルが5000人を超える頃に思いついたのです。
2011年10月から、東北に「忘れていないです」のエールを届けたくて始めたのですが、お声をかけたどの方も賛同してすぐにガッツポーズの笑顔をくださいました。
その人たちも本気で参加してくださったことは確かですが、
私とその方々では何かが少し違うとは思いませんか?
しかし、5000人を超える頃からは、何人かの人たちが撮る側になってくださいました。 自分から能動的に「笑顔を集めよう!」そう思ってアクションしてくださったのです。
一人が5000人の笑顔を集めて(撮って)も想いは一つに過ぎないのではないでしょうか。
でも、5000人が「笑顔を集めて届けてあげたい!」
そう思って、たった1人しか撮れなかったとしても、その想いの人は5000人分あると感じたのです。 だからこの掛け算の想いはイコールではないのです。1×5000<5000×1だと感じたのです。
カンナスマイルを自ら撮り送ってくださる方々に感謝ですね。 NYからは172人届けてくださったのです。


⑵お金を出して頂けるならもちろんそうしたいです。
しかし、お金が用意されるまで待っていたら、伝わらないことってあると思います。こんなに長く続けようとも思わなかったし、ただ、資料館に行き、あまりに悲惨な展示を見て、何も出来ないで平和な時代を生きてしまったと思いました。
本当に戦争は悲惨だと愕然としました。
死体の顔の写真が怖かったです。どうしてよいかわからない想いに駆られていた私を救ってくれたのが、あのカンナでした。
爆心地に咲いてくれたカンナは、この今という時代にでさえ、私を救ってくれたのです。
ましてや被爆後のあの時、もしカンナをみたらきっと大きな救いになったと思いました。

私は、ただカンナにお礼がしたくて、当時、創作浄瑠璃という日本文化に携わっていましたので、カンナの物語を書いただけでした。たまたま、広島で演奏しないかというお話をいただき発表しました。 会場の120人へのアンケートでカンナのことが1人も知らないことがわかり驚きました。あのような大きな写真わみなさん知らない、、、、。その後いろいろなところでお話するも、誰1人知る人がいない。「そんな・・・・」と思いました。
あんな酷い原爆の爆心地にわずか一月で咲いて、人びとに生きられるをくれたのに、花にも恩を忘れてはならないと思いました。周知活動を始めました。

子どもたちがカンナの花を見たことないというので、花を咲かせることになりました。ことのほか、賛同者が多く、広島7校で咲かせることになりました。翌年球根が4倍ほどに増えていました。長崎、沖縄。東京、沖縄、大阪も戦火にみまわれましたからバトンしようと思いました。
この後も、不思議に植えたいという学校が出てきました。
そうしていつの間にかカンナリレーとなりました。
そうしているうちに、こうしてカンナを植えているこどもたちを見るにつけ、この子たちにせめて、自分たちが享受した平和くらいの平和は残してやらなくてはならないと思うようになりました。

そんな時広島でオリンピックの話が出ました。開会式で会場に真っ赤なカンナが咲いている周りを行進して入場する絵が浮かびました。 そうだ、世界中から集まるオリンピック、ここに世界中から里帰りしたカンナを咲かせたら本来の平和の祭典にふさわしいと思いました。
そんな時、本当に不思議にモンサンミッシェルの話がくるのです。 このように、次から次へと不思議なことに出遭うので、お金をどうするかなど考えている暇もなかったのです。

そのあとは震災です。今までは受け身の学びだったカンナが、子どもたちの自発性を帯びたリレーになります。
「広島と同じ光景だ」カンナで元気になってほしい! これが子どもたちの志となりました。 このようにして、その都度その都度のなりゆきで活動が展開されていくので、働いてお金を貯めて、旅費にして活動を続けることになんの疑問も感じませんでした。 私は短大の講師をしていて、恕学を教えてきました。 恕は孔子の言葉、己の欲せざるところ人に施すことなかれ。と続きます。自分がされて嫌なことは人にもしない。これが広島の人の心だと思いました。 カンナの球根は、恕なのだと気づきました。だから、恕学は仕事、カンナは恕の実践活動です。

恕は、辞書では思いやりと書いてあります。
カンナを媒体にバトンをつなぐことで、お互いがお互いにおもいをはせ合うことができます。

広島の子どもたちは、東北を思います。
東北の子どもたちは広島に「今度何かあったら助けに行く!」そう言ってくれました。 広島八木地区の土砂災害にタオルを送ってくれました。カンナという共通の媒体、しかも命あるものを育てることで、バトンした子どもたち、貰った子どもたちがお互いにお想いをはせ合ったなら、地球は平和になると信じたいです。

こんなわけで、お金ができてから考えていたらタイムリーにできないので、お金は仕方ない自費です(笑)
でも、お金では買えないことに出遭わせて頂いていると感じます。



⑶今までにどのくらい講演したかもうわからないほどです。例えば広島では、30校さらに、毎年5〜6校学年別や全校でしています。北海道も今年で6年目ですが毎年6箇所くらい講演しています。被災地は13校ほか施設、幼稚園、保育園、仮設住宅、避難所など、東京5校、被災者の受け入れ先など、ほか、大阪兵庫、京都、長野、長崎、鹿児島、モンサンミッシェル、ベトナム、インド、etc...., 数え切れないですが、延べ250以上かなと思います。 このような程度の数でよろしいですか?

 

最近の原爆資料館リニューアルに関するブログはお読み頂けたらとおもいます。
私の小さな活動も、人の心に響いてこのように広がりを見せています。
一人で活動していますが、インドに行けばKさんSちゃん、広島に行けば・・・北海道に行けば・・・福島に行けば・・・オーストラリアに行けば・・・・と、カンナ・プロジェクトを手伝って下さる貴い方々がいてくださいます。

私がカンナプロジェクトで伝えたいことはなんでしょう?
真っ赤なカンナがあの日咲いたのはなにを伝えたかったのでしょう?

こんなところを考えてご覧頂けたらと思います。
 

 



世界中の人の心に平和と希望の花を咲かせましょう

カンナ・プロジェクトsince2004 by Riho Tachibana

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