原爆資料館のカンナの写真の行方① - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月20日更新

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原爆資料館のカンナの写真の行方①

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真っ赤なカンナの白黒写真の行方①

昨日原爆資料館東館リニューアルオープンしました
それに伴い本館のリニューアル工事が始まります

自分のブログを探して気づいたこと
めまぐるしく様々なことが動いた時ほど
大事な記録が必要にもかかわらず
ブログに書いていないことがわかりました
FBには書いているのですが
ブログまではとても手が回らないのです
FBは過去の記録を探すことが難しく
ブログは検索ができるので便利です
ところがめま苦しい活動の時こそ
ブログを書く時間がないのです

今日は長文になりますが
この数日のめまぐるしい大事な展開を記録しておきます


原爆資料館のリニューアルを知ったのは2014年9月終わり頃
一般市民が知る時にはすでに決定されているのがこの社会
原爆資料館のリニューアルを知った時には
展示デザインも設計図も出来上がっているたが現実でした

原爆資料館最後の展示「焦土に咲いたカンナ」
この壁一面の写真は出口ということもあり
ほとんどが足を止める方もなく資料館を出てしまいます
13年間伝えていますが
「資料館には行ったのに気づきませんでした」
こんな言葉ばかり聞きます
実際に資料館で観察すると
海外の方はほとんどの方が立ち止まり英語の説明を読んでいます
しかし日本の方はほとんど足を止めません

このカンナを伝えて13年
地道な活動は少しずつですがカンナの周知につながりました
今ではたくさんの方がカンナの写真の存在を知るところとなりました

資料館の悲惨な展示はとても大事です
まずは知ることですから
しかし絶望だけでは人は前に進めないと感じます
次へのステップが必要だと思います
資料館で希望を感じさせてくれるのは
折り鶴とカンナです

折り鶴は有名ですが
カンナは知られていませんでした

どちらも大事な未来への希望です
ようやく13年の活動によって知られる用意なってきたところで
このカンナの写真はなくなります
資料館おリニューアルに伴うものです

2014年資料館に問い合わせました
「もう決まったのでどうすることもできません」
これがご回答でした

そもそも周りの反対を押し切って掲げられたこの写真
初めから寂しい存在だったのかもしれません
しかし原爆投下のあの悲惨な絶望の焦土に
わずか1ヶ月で真っ赤なカンナが咲いていたのです
白黒写真故になに色か調べるために撮影者を探しました
真っ赤なカンナとわかりました

みなさん想像してみてください
真っ黒な絶望の焦土に真っ赤な花が咲く状況を

真っ赤なカンナはどれだけの人を励ましたでしょうか
「生きられるよ」を示してくれたことでしょう

この花がくれた恩を忘れてはならない
私はそう思って13年周知活動を展開してきました

ここにはたくさんの奇跡のエピソードがあります
とても書ききれません

計画したものは何一つない不思議な巡りによる展開でした

2014年のこの巡り合わせからも

ムーブメントを巻き起こしています

原爆資料館リニューアルを知った
カンナの写真が取り外される
なんとか残せないものか
署名を集めよう
わずか1ヶ月で署名を集める
インターネットからも358人
見ず知らずの方々がメッセージをつけて署名してくださった
FBの友達も参加してくださった
友人知人に実際にお会いして手書きの署名もいただいた
友人知人が集めて届けてくださった
カンナの球根で協力してくださる須坂市からも届いた
仕事の合間を縫ってできる限りを尽くした
資料館に届けた

11月7日滋賀県のカンナ大使校小学6年生の修学旅行広島
ここに同行することになっていましたので
集めた署名を資料館にお届けしました

お受け取りくださいました
「あの展示の写真は設計の関係で決定を変更はできませんが、何かの形で残す方向で検討します。」
と回答くださいました


その後検討の結果
「デジタル化して残すこと」を約束してくださいました
あの大きな写真でさえ見ない人がほとんどなのですから
デジタル化してボタンを押して見てくださる方がいるのか
正直不安でしたが
ないよりは良いでしょう
それにみなさんの署名の結果がいかされたことは
大きな喜びであるとともに
署名してくださった皆様への恩返しになりました

あれから3年

当初2016年4月の工事開始予定が1年遅れました
そのおかげでオバマ大統領もご覧になったと思います
広島のカンナ大使の子どもたちの手紙が
オバマ大統領に届いていますからカンナの存在をご存知です

ニュースにはならなくても
オバマ大統領の心には刻まれたと思います

アメリカの高校の社会科の教科書にも
原爆のキノコ雲とこのカンナの写真が並んで掲載されています(NHK おはよう日本 2016年5月27日放送)


4月25日
いよいよカンナの写真が見られる最後の日を迎えました

この2週間ほど前に
この写真の著作権をお持ちの
朝日新聞社のいつも取材してくださる記者さんに確認しました

ご回答は
「取り外され保管され特別展などに使われると思います」
この言葉にほっと胸をなでおろしたものでした

ところが23日夜中FBのメッセージに連絡が入りました
広島のカンナ大使さんからでした
衝撃的でした
かいつまんで書きますと
「解体業者さんには取り外して廃棄」と伝えている
そんなことがわかりました

ここから目まぐるしい動きの数日を費やすことになったのです

続く




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カンナ・プロジェクトsince2004 by Riho Tachibana

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