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閲覧数順 2017年08月19日更新

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ナンバーズ 9 実際のカウンセリングの様子の例・後篇

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心理療法 カウンセリング


前回ナンバーズの続きです。

ナンバーズと言う海外ドラマを題材に、実際のカウンセリングがどの様に行われるものか、セリフを追って解説しています。


★カウンセラーの先生

●カウンセリングを受けているドン


さてと、まだ話に出ていないメンバーがいますね。


誰?ディズワーナーのことか?

(部署が違う女性捜査官?ドンとはまだ恋人未満の付き合い)


若い捜査官と寝ると言う話はまた別の機会に。


悪いんですか?仕事には影響してない!


弟さんのことですよ。


(意外そうな顔)チャーリー(ドンの弟。天才数学者で、その才能を生かして捜査を手伝ってくれている)はメンバーじゃない。(ややムキになる)


そぉお~?3年間でいくつの事件で協力してもらいました?
どんな気分ですか?弟さんに助けられるのは?


ドンが抱える問題の核心の一つであるドンとチャーリーの兄弟間の問題に踏み込もうとしています。
いきなり一番近しい人との、深い問題に切り込むことは難しいものです。

それこそデリカシーなくそこに踏み込むのは、土足で人の家に上がり込むようなことになります。
少しずつ職場の人間関係の話から、遠くから段々近づいて、信頼関係を築いてからでなければ、このようなデリケートな質問は出来ないことでしょう。


そうした意味でも、カウンセリングはある程度時間をかけて行っていく必要があるのです。


放映時間の関係で仕方ないのでしょうが、先生はズバッと天才の弟に助けてもらうのは、兄としてのプライドが傷付きませんか?と少しいじわるとも取れる聞き方をしています。


もちろん先生の性格が悪いのではなく、ズバッと聞いてしまった方が、お互いの信頼関係が出来ている場合には、返って「お互い親密な関係なんだから隠し事は不要ですよ」と言う様な無意識的なメッセージを送る事になります。

先生が「ドンならズバッと聞いても大丈夫だろう」と、ドンの精神力を信頼しているとも言えます。


またズバッと聞く事で、答える方が身構える心の準備が出来無いため、瞬間的に無意識的な本音を引き出せ易いと言うことも利点としてあります。


俺がやっている仕事っていうのは、凶悪な犯罪を防ぐことで、例えば殺人とか強盗とかテロとか、何らかの解決に役立つのなら(弟の助けも)使わないと。


つまり、チャーリーは必要悪?


v(顔を歪めて)違う!そんなことを言っているんじゃない!
あっあ~うっ、、、は~っ、、、。
(覚悟を決めたように)昔は(天才の弟と)比べられて嫌だった。

だから、今も全然辛くないと言ったら嘘になるかも。


、、、。チャーリーにそう言った?


まぁ、、、それに似たようなことは。


なんて言ったんです?


(感情的に)そんなの覚えていない。

何かについて言い争っている時だったか、言葉は無茶苦茶だったけど、要するにそう言う話だ。


兄弟の仲は良い?


ああ、ガキの頃よりは距離が縮まった。あいつの家に入り浸ってるから。


では彼は喜んで協力してくれている?


、、、。あぁそう思う。
  ぶつかることはあるけど、お互い真剣にやっているからそうなるだけで。


あぁあ、事件解決のため?


そうだな。


悪い気はしないでしょう。

  子供のころは天才の弟に負けてたのに、今は弟を働かせている。


お~い!そんなんじゃない!


ようやく上の立場になれたんだから、、、。


俺は別に兄貴風を吹かせたいわけじゃない!

  あいつを信頼し、尊敬しているから命を預けられるんだ!


素晴らしいチームですか?


あぁ今までで一番だ。


だが信用はしてない?


信用してる。


メ―ガンは感情的に考えすぎる。
 シンクレアは杓子定規で、グレンジャーは戦争のトラウマ。
 チャーリーを信用している?
 あなたに都合が良いからだ。
 エジャートンさえ信用していない。


なに?!


あれほどのスナイパーがクリスタルを射殺したことを恨んで、、、


勝手に決めつけるな!


じゃぁなんなんです?!


違う!


何が!?


俺はあいつらのボスだ!

  あいつらを信用するんじゃなくて、信用されるのが仕事なんだ!
  (自分で言ってからハッとした表情になる)

あっ、、、あぁ、、、。
ドンが自分の真の不安に気付いた瞬間です。


あなたはずっと天才の陰に隠れていた。

  野球でもメジャーにまでは行けなかった。

  ようやく自信を持てる仕事に巡り合えたのに、失うんじゃないかといつも怯えている。


カウンセリングっていうのは、気持ちが楽になるんだと思っていたんだが、、、。


それなら薬を飲めばいい。
  大切なのは、事実を認めることです。
  怖いのは、あなたの留守に部下がヘマをすることじゃない。
  しないことでしょう?
  (あなたが)いてもいなくても同じ、、、。


そうだ。銃とバッジを持った連中は大勢いる。

  一人が消えても変わりは幾らでもいるからな。


人間とはそう言うものですよ。
  消える前に何をしたか。そのことが意味を持つんです。


、、、。


シンクレアとグレンジャーを立派に鍛え上げてやった。

  メ―ガンはいずれリーダーになってあなたにアドバイスを求めにやって来る。
  FBIの大きな事件に数学が役立つことを認めて、プロに協力を仰ぎ、その成果を見事に活用した。

  失うことを怖がって怯えるのはもう止めて、今の自分を認めてあげるべきですよ。


、、、。(目がウルウル)


部下を輝かせてあげているのは、、、あなたです。




ドンは自分の気付いていなかった核になる不安に気付け、その不安をぬぐい去る事の出来る励ましと客観的に見た支持を先生からもらえたことで、心が晴れ晴れとしたようです。


もちろん一回のカウンセリングでここまで行けるとは限りませんが、非常に上手く進んだ例が描かれていると思います。




ここで重要なのは
ドンは自分でも自分の不安が掴み切れておらず、意識の上では「自分がいない時に、部下が失敗する事が不安だと思っていました。


しかし、実際には、「自分がいなくても部下が仕事をこなし、自分は不必要な存在なのではないか?」と言う自己存在に関する不安が根底にあったわけです。


まったく真逆の不安だったのですね。


これほど、意識で思っていることと、無意識で感じている事にはギャップがあるのだと言う事がお伝えしたかった事でもあります。


これはドラマだから誇張しているのではなく、実際のカウンセリングでもほとんどそうした事があります。


「自分が不要な存在である」と言う考えは、文字通り自分の存在意義を脅かす恐ろしい考えですから、あまり意識にのぼらず封印してしまいがちです。


ですが、親身になってくれて、信頼できるカウンセラーのような味方がいてくれると、封印が解けて意識に登って来るのです。


こうした現象を良く「フタが開く」と表現します。




逆に意識の上では「自分は不要な存在なんだ」とネガティブに自己評価している方もおられます。


そうした方の無意識には「自分は認められたい。認められる事で、自分は人から必要だと思われる存在になりたい」と言う願望があるものです。


実際には充分認められ、必要だと思われているにもかかわらず、その事実を否定して

「自分には何も良い所が無いから、不必要なのだ」と決めつけてしまっています。


自分で自分をいじめている様なものですね。


ではどの様な事が出来れば人から認めてもらえると思っているのか聞いてみると、

現実離れしたスーパーマンの様になりたい、ならなくてはいけない

と思いこんでおられたりします。


仕事は一回聞いただけでこなせる。
スポーツは少し練習しただけで出来るようになる。
まったく緊張せず人前で話せる。
などなど。


極端な場合、柔道を始めて半年も経つのに、未だに黒帯になれない。

自分には能力が無いのだ。と悩まれる様な方がおられます。


そんなの誰にだって無理です。


でも本人は、誰でもそうできて当たり前なのに、自分は出来ないからダメなんだと言う自己イメージがあります。


ですから「自分がそんな風に出来るのは無理なのだ。諦めるしかないのだ」と受け入れてもらえるように気付いてもらう必要があります。



片や、自分に出来ないような事を、人が出来ないからと言って怒ったり、バカにしたりする人もいるわけです。


その代表挌は、自分の理想を子供に押し付ける親です。


そして得てしてその様な親は、その親からもその様に育てられてきたので、理想を追求するのが当たり前の世代間伝播が行われてきている場合も少なくありません。

向上心がある事はりっぱなのですが、そんな次元の話ではありません。

理想を実現できるまで、認めないで否定するのですから。


実際稀に成績も優秀でスポーツも万能、性格も良く、なんでも人並み以上にこなす能力がある人もいたりします。

そんな万能・優秀な親を持った子供は、そんな親に認めてもらうためにどれほどの努力が必要となってしまうか、考えると恐ろしいくらいです。


残念ながら、押し付けられて来た子供が苦しくなってカウンセリングに来る事はありますが、押し付けている方はそんな無理を押しつけている自分に問題があるとは思っていないので、カウンセリングに来る事は非常に稀です。


生きるのが苦しいと感じている方は、その苦しみがどこから来るものなのか検討してみる必要があると思います。
 





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