1搭乗者傷害保険
これは自動車保険自由化より以前からあるものです。
搭乗者傷害保険は、車室内に乗っている人が、交通事故でケガをしたような場合に「死亡保険金」「後遺障害保険金」「入院保険金」「通院保険金」が支払われる保険です。
これらの保険金はすべて定額で支払われます。一般的には搭乗者1000万円の補償を買っている場合には死亡で1000万円入院で1日15000円通院で1日10000円です。
2人身傷害保険
これは自動車保険自由化後にできたこれぞ保険!というべきものです。
人身傷害保険は「治療費実費」「休業損害」「慰謝料」が支払われる保険です。
人身傷害の売りは、相手から賠償してもらえる場合に、その話し合い(示談)を待たずに損害部分の支払いを自分の買っている保険会社から先に補償してもらえるところです。
わかりにくいかもしれませんが、相手がある事故の場合には、過失相殺(かしつそうさい)が発生することがあります。
つまり、その事故に関して双方に何らかの責任があるような場合に、その自身の責任の割合に応じて賠償額を決定するのです。
たとえば1ヶ月入院して850万円の治療費 休業損害50万円 慰謝料100万円のケースだと損害額はトータルで1000万円になります。
自身の過失は40%ある場合は60%の600万円を相手から「対人賠償」でもらい自身の「人身傷害」から40%の400万円がもらえることになります。
上記のケースで「搭乗者傷害1000万円」を買っている場合だと1ヶ月入院の場合は30日×15000=450000円となります。全然実際の損害に対して足りません。
「人身傷害」は買っておくべき補償でしょう。
難しい話になりますが、これに限らず「対人賠償保険」の支払の基準が保険会社によってことなります。過失割合100%:0%で過失がない場合でも支払基準による保険金の差額を受け取ることができるケースもござます。
その他保険に関する情報はこちらをご参照ください
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