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阿部 哲治
TAS企画一級建築士事務所 代表
東京都
建築家

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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熊本地震の被災者支援電話相談に参加しております。

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熊本の地震被害者にお悔やみ申し上げます。

 このような断層帯での連続した地震はあまり想定されていないせいか、被害もさることながら長時間に渡る余震への対応策などについても再考しなければならない事が多いと思わされました。

 この度、熊本県などの被災地から電話相談の対応を行う、被災地自宅補修・再建相談窓口として4月29日から開設された 「住宅補修専用・すまいるダイヤル」 の相談員として、私も参加しています。

 これは、「(社) 住宅瑕疵担保責任保険協会」 と 「(財) 住宅リフォームセンター」 が国交省からの委託を受けて、被災住宅の補修や再建に関する相談体制を整備するもので、

具体的には、
 1)被災住宅の補修・再建にかかるフリーダイヤルの開設
 2)現地で被災住宅の無料診断・補修の相談に応じる専門家の派遣
 3)現地での相談窓口の設置を行う
という制度となっており、東日本大震災の際にも実施された支援制度です。

 私は瑕疵保険会社の業務を手伝っていることもあり、その関係で上記の1)の臨時電話相談員として連休中の4月29日~5月7日のうち6日ほどを東京都内(市ヶ谷)にある防災支援センターに詰めて10時から17時30分まで電話での対応をしています。

 現地熊本では地元の県や市でいろいろ支援作業を進めていますが、非常にタイトな状態であり、応急危険度判定も全て対応は出来ていないようです。そうしたこともあり、電話では 「家にいても良いのか?、どのように補修などを進めていけば良いか?」 というような相談が多く、1件1件に対して被災状況を確認したうえで、今後の対応として現地へ建築士派遣して相談に載るという形を取っています。

 4月29日~5月1日までの入電件数は 6000件 を超えていますが、応答出来ているのは 1000件 程度で今後も増えていくと思われます。

 現地への派遣申込み件数も 950件 ほどに達していて、このままの推移ですと連休中だけでも 2000件 程度にはなるかと考えられ、派遣する建築士の手配も大変になると思われます。

 私としてはこれからも電話相談支援を続けていくとともに、出来れば被災地での相談支援にも行ければと考えています。

 『住宅補修専用・住まいるダイヤル』についての詳しい内容は『公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター』のHPをご覧ください。

■電話相談の様子(総勢20名程で対応しております)

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