
- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
このようなものを製作金物と呼びますが、通常は金物屋さんという職人さんが作ってくれます。もちろん既製品というものは存在しません。その現場にあわせて図面を引き、その図面にあわせて一つ一つ職人さんが製作していきます。
昔、人件費が物の値段よりも安かったころはこのように人の手で作られる金物はどこにでも用いられていました。しかし、現代社会においては職人さんの手作りの品物を利用することは非常にコストがかかり難しくなっています。手作業の気配が感じられるような造作をひとつくらいは住宅作品の中に取り入れたい、そのようにいつも思っています。