ドロップアウトしないために合格直後からやるべき5つのこと。 - 社会人留学・MBA取得 - 専門家プロファイル

川尻 秀道
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東京都
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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ドロップアウトしないために合格直後からやるべき5つのこと。

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ドロップアウトという言葉を聞いたことはありますか?ビジネススクールの講義や次々に出される課題についていけず、退学してしまう事をドロップアウトと言います。ビジネススクールでMBAを取得することは簡単ではありません。しっかりと準備していかなければドロップアウトしてしまうことも十分に考えられるのです。


ビジネススクールに晴れて合格して、留学するまでの間、人によっては3ヶ月から半年ぐらいの期間があるかと思います。ここの期間、合格の余韻に浸るもほどほどにして、合格直後から、留学に向けて準備をしていく必要があります。今回の記事では、 MBAでドロップアウトしないために、合格直後からやるべき5つのことをご紹介します。


◆ドロップアウトしないために合格直後からやるべき5つのこと。


1.英語の語彙力をアップさせる。

ビジネススクールに合格したという事は、スクールが要求するTOEFLやIELTSなどの英語能力試験の最低スコアをクリアしているということでしょう。しかし、それで安心してしてはいけません。

多くの場合、というかほとんどの場合、TOEFLやIELTSなどの英語能力試験で良いスコアがとれても、実際現地に行ってMBAの講義を受けると英語で苦労するものなのです。それ故に、合格直後から留学するまでの間に、英語力の語彙力のアップに励んでいかなければ、留学した後にとても苦労することになります。

私も同じ失敗をしました。TOEFLでスクールが要求するスコアを達成したのだから、まず英語で苦労することはないだろうと思っていました。しかしその考えは甘すぎました。

ネイティブスピーカーでない限り、英語の語彙力アップは、MBA留学に留学する直前まで気を抜いてはいけない課題です。そうでなければ、実際の講義についていけないということが往々にしておこります。

それではどのように語彙をアップしたらいいのか、ということになりますよね。ビジネス雑誌や新聞を読むという手もありますが一番シンプルかつ効果的なのは、出願時に勉強したであろうTOEFLやIELTSの参考書を取り出してそこの語彙力をつけるという方法です。

TOEFLやIELTSの出題者はやはり大したもので、これらの試験に出てくる単語と言うものは、MBAの講義、テキスト、論文だけでも頻出するものです。多くの単語を効率的に覚えるには、TOEFLやIELTS対策向けのテキストの語彙を学ぶのが良いでしょう。


2.MBAに関する日本語版書籍を一通り読んでおこう。

書店に行くと、 MBA経営戦略、 MBAマーケティング、 MBAファイナンス、など多くのMBAに関する日本語版の書籍を目にすることができるかと思います。これらすべての書籍に目を通しておくのが理想ですが、それはとてもじゃないけど出来ない、という場合は、特に自分が苦手としている科目について一通り目を通しておきましょう。

誤解を恐れずに言えば、多くの日本語書籍の場合、ビジネススクールで実際に学ぶほど濃い内容ではありません。それに、「本を読む」というインプット作業だけで簡単に理解し、自分のものにすることはできません。専門用語を覚える、と言う気持ちで日本語書籍を事前に読んでおきましょう。またこれらの本を現地にもっていくことで、何かあった時の多少の気休めにもなります。


3.Who are you?を明確にしておく。 

自分は何者なのか、ということを明確にしておきましょう。MBAでは、各国から様々な業界の専門家が集まってきます。そして彼らとグループワークで討論し、クラスに貢献していかなければいけません。自分は何の分野でクラスに貢献できるのかということを明確に考えておくことが大切です。


4.自分の好きな企業を一社研究しておく。

MBAでは、論文や試験で多くの理論を学ぶことになります。そしてその理論を活用するために、いくつかの企業を例に挙げて説明する能力が求められます。


もしあなたが特定の企業のおおまかな経営戦略や人事戦略、今までどのような経営をし、失敗してきたのか、と言う事をある程度頭に入れておけば、その企業を例に論文や試験で議論を活用することができます。


MBA留学中に、これらの企業の情報を収集するよりは、今のうちから自分の好きな企業一社でもいいのでどれか選んで研究しておきましょう。


5.コンサルタント思考を身に付けておく。

コンサルタント思考といってもそんなに難しい事する必要ありません。電車通勤の中や街を歩いている時に目にする広告を見て、この広告を出している企業が自分のクライアントだったら、どのようなアドバイスができるか、を考えるんです。例えば、ある飲料会社が新しいキャンペーンを始めた、と言う広告を見たときに、このキャンペーンを通じて商品の売り上げをアップするには、どのようなことができるなどのろうか、と言う事を10分や20分でもいいので考えてみる癖をつけるんです。


MBA留学前ですから、それほど完璧な答えを出そうする必要はありませんし、それが完璧なのかどうかも分からないかと思います。重要なのは、そのような考える習慣を付けることなんです。


◆まとめ

ビジネススクールは、合格することが目的ではありません。さらに言えば、MBAを取得することも目的ではありません。本当の目的は、MBAで培ったスキルや能力をいかし、さらなるキャリアアップを実現し、経済的にも精神的にも豊かな生活を送るという事ではないでしょうか。

それにはまず、MBAを取得するためにビジネススクールに合格した直後からしなければならない準備というものがあるのです。そうしなければMBAではすぐにドロップアウトしてしまうことになります。

1.英語の語彙力をアップさせる。

2.MBAに関する日本語版書籍を一通り読んでおく。

3.Who are you?を明確にしておく。

4.自分の好きな企業を1社研究しておく。

5.コンサルタント思考を身に付けておく。


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