現在は駅前で都市部になっているところでも、もとは谷間の川沿い。そういう場所は大概地盤が軟らかいもんです。ここも例外ではなくそうでして、しかも支持層(地面の中の硬い地盤層)が 20mほどの深さにあるので杭を打つのも現実的ではないんです。そこで今回採用したのは、柱状改良というドリルで穴を掘りながらコンクリートを流し込んで柱型に固めていく補強方法に鋼製の杭を混ぜたような工法。これにより、柱型の径が小さくてすむんだそうです。しかも、写真のような小さな機械ですみます(杭をうったり地盤改良をする場合は、結構大きな重機が必要になる場合が多いんです)。道が狭いこの現場にはうってつけのやり方ですね