- 横山 彰人
- 株式会社横山彰人建築設計事務所
- 建築家
対象:住宅設計・構造
世代ごとの家づくり 『子供編』 1
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『建築家となら望みどおりの家が建つ』
建築家が明かす家づくりの極意 10-1
2008-10-16 17:41
住まいの部屋割りは、お年寄り、親、そして子どもと序列が明確でしたが、子ども優先社会になってこの構図は逆転し、住まいの中で最もよい場所に子ども部屋を作り、できるかぎり広さと快適さを求め、それが子どもへの愛情のバロメーターのような風潮さえ生まれました。
子ども部屋優先の発想が、住まいにどんな影響を与えるのか、子どもの成長にとって、よい方向へ繋がっていくのか、こうした重要な要素はまったく検討されないまま、横並びの子ども優先社会が続いているような気がします。
子ども部屋の与え方については、よくアメリカの子ども部屋が引き合いに出されますが、生活習慣や子ども部屋の考え方が、日本とは大きく異なります。
アメリカ社会は、子どもが生まれてほどなく、親から離れたベッドルームに寝かせる習慣を持ちますが、その一方で、親は部屋の整理、消灯の時間、親がドアをノックしたら必ず開けるといった、部屋の管理やルールを徹底的に躾けるといいます。
「家づくりは人間づくり」といわれるように、住まいは子どもにとてつもなく大きな影響力を持っているのです。
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