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閲覧数順 2016年12月06日更新

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「生活困窮者支援の困難さの原因の一つとは?」~糖尿病治療の現場で聞いたコトバから考えた~

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FPとしての使命 生活困窮者の支援

先日、とある病院で診察を待っていたときの話です。


次の次が自分の番だったのですが、前の患者さんと先生のやり取りが、何となく聞こえてきました。


先生 「どうですか、何か、運動とかしてますか?」


患者さん 「いやあ、仕事が忙しいので、何も。。。」


推測するに、この方は糖尿病で治療をしており(インスリンレベルではないようですが)、ただ薬を処方されているだけのようです。


つまり、糖尿病になる根本的な原因である「生活習慣」は全く見直していないようでして。


先生 「あなた、こんな数値(血糖値)だったら、本当に将来何かが起こりますよ!」(結構なレベルの数値でした)


患者さん 「・・・・・・・・・・・」


先生 「この数値を今後もず~と続けていったら、本当に、あなた、体に何かが起こりますよ!」「あ~こんな数値でも、、、そうか何も起こってないのか、、、」


患者さん 「・・・・・はい。大きな病状の変化はないんですが、、、、、」


(このやり取りは事実に基いたフィクションですので、ご了承ください)




このやり取りを聞いていて思い浮かんだ状況があります。


例えば

「収支のバランスが著しく悪いのに、親御さんや親戚が、子どもや子ども夫婦のタメに、なんとか毎月のマイナス収支を埋め合わせしているケース」


例えば

「貯金があまり増えない状況を一家で理解しているのに、面倒くさいので支出の見直しにあえて取り組まないケース」


などなど。


つまり

「家計の状態はマズイような気がするけど、まあ今のところ何とかなっているし、いいんじゃないの」

というケースなわけです。


そして、このようなケースの人が「何のきっかけもない」状態でしばらく生活をして、数年後、本当に困った時にご相談に来られたが、借金や滞納で二進も三進もいかなくなってしまっています、なんていう具合です。


生活困窮者支援の現場にいて、実際のケースから本人にヒアリングしていてよくあるのは


「数年前に生活が困りそうになるきっかけがあったのに、本人がそれに気付かない、または事の重大さを認識できていないので、知らない間に(こういう認識が多いのですが)、こんなに借金が増えてしまい、差し押さえをされて、さらに仕事も辞めてしまいました、どうすればいいでしょうか?」


みたいな流れなんです。


そんな話を聞くたびに、「この人はなぜもっと早く気付かないんだろう」とか「誰かが何かアドバイスをしてあげればよかったのに」と思うわけですが、よく考えてみると、このお医者さんの言葉が全てを物語っています。


「人はすぐ目の前に困難がやってこないと、自分が置かれている状況が正確に認識できないし、本人からSOSが発信されないと、誰かがその人に関わることもないから、結局は、何もできない状態になってから、はたと事の重大さに、気づく」


また、このお医者さんの言葉で印象的だったのは、


「あなたは、なんとしてもこの状況を変えたいと、真摯に考えたことがあるんですか?」


という本人への問いかけでした。


確かに、自分を変えるチャンスは十分にあったはずですが、変化を求めて行動すれば、あなたの家計はこんな風に将来よくなるという「気付き」は全くなかったわけでして、その「気付き」が得られない環境にこそ、このようなケースの問題点なのかもしれません。


その事実に気付いて、それを変える方法を考えて実践する事を最優先に取り組くめば、生活困窮者の問題の「ある部分」は改善される可能性があると思います。


そんな事を、病院でのやり取りを聞きながら考えていました。


ではまた、お会いしましょう!









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