ファイナンシャルプランナーなんて、本当に価値あるの?~保険ショップに行く前に、あなたに読んで欲しい~ - 保険設計・保険見直し全般 - 専門家プロファイル

石川 智
オフィス石川 代表
高知県
ファイナンシャル・プランナー

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対象:保険設計・保険見直し

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ファイナンシャルプランナーなんて、本当に価値あるの?~保険ショップに行く前に、あなたに読んで欲しい~

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生命保険のこと 生命保険の基本

生命保険の見直しだけならば、ファイナンシャルプランナーなんて意味ない!

今や、生命保険の見直しをしてもらおうと思えば、知り合いの代理店の人や、保険会社の人、FP紹介サービス(金券ももらえる場合もあるし)や、大手保険ショップで、できてしまいます。

しかも、この見直し相談は、基本的に「無料」です。

そして、あなたは、「無料」で、生命保険に関する「情報」を手に入れることができます。

ただし、あなたは「生命保険に加入すること」になりますが(苦笑)

そうなんですね、人の心理はそれほど「割り切れません」

先ほど説明したみたいに、「無料相談」を受けて、ではさようなら、とはなかなか行きませんよね。

ここで、少し考えてみましょうか、真剣にサービスのことを

社会保険事務所に自分の年金のことを聞きに行っても、あなたは決して「お金」を払いませんし、国保のことで役所に相談にいっても、あなたは決して「お金」は支払いません。

なぜならば、その費用は、あなたは「税金」で支払っていると思っているからです。そして、それは正解です。

しかし、社会保険労務士に「年金相談」をしたらどうなるでしょうか?

税理士に「確定申告」や「法人税の件」を訊くとどうなるでしょうか?

相談料が、基本的には、発生します。

なぜならば、それが社労士や税理士の仕事(サービス提供)だからです。

有料相談であなたはどんなことを得られるか?

そうやって相談料を支払ったあなたは、社労士や税理士にいろんなことを訊くでしょうし、社会保険事務所や市役所では恥ずかしくて訊きにくいことも訊くのではないでしょうか?

また、あなたは支払った料金分のサービス提供を受けたい、と、より真剣になるでしょう。

これが有料で何か「困りごと」や「不安」を解決するメリットです。

では、生命保険相談ではどうでしょうか?

先ほど私は、「無料」相談で、あなたは「生命保険に関する何らかの情報を手に入れることができる」と解説しました。

では、その価値はどれくらいでしょうか?

あなたは、それを真剣に考えたことはありますか?

あなたは生命保険の外交員さんが持ってくる「障害状態になる可能性」や、代理店さんが持ってくる「がんになったらこんなにお金がかかる」という情報を求めているんでしょうか?

何も頼まなくても「自動的に」持参されるそういうチラシに、あなたはどれくらいの「価値」を見出しますか?

あなたの求めているものが、そういう無料の「保険相談」でしたら、それでいいでしょう。

しかし、何か違和感を感じたならば、あなたは途中で、自分の不安を自らすりかえてしまっているんだと思います。

もう一度、保険の専門家であるファイナンシャルプランナーのサービスを考えてみよう

ここでもう一度専門家としての、ファイナンシャルプランナーの有料サービスを考えてみましょう。

あなたは「無料相談」を受ける際には、サービスを受けることと、商品を購入する事(ここでは新しく生命保険に入る事)を一連の流れだと思ってしまっているのです。

こうなると、相談をすることが本旨だったのか、相談が終わったあと生命保険に入ることが本旨だったのか、わからなくなっていないでしょうか?

では、保険相談を有料で行った場合はどうなるでしょうか?

この場合、その相談料に見合った内容をあなたは求め、専門かもそれに応える「義務」(債務)があるのです。

これが「相談」自体を仕事にしているケースと、相談~生命保険の販売を仕事にとらえてしまっているケースの違いです。

私は当然前者で、それこそがファイナンシャルプランナーの「存在意義」だと思うのです。

あなたがどちらを選ぶかは自由、でもあなたは「本当に知りたいこと」を知ることができましたか?

ファイナンシャルプランナーの仕事は、「単純」です。

皆さんが知りたい「お金」に関する情報を、専門家として、お答えする、これが仕事なんです。

そして、ファイナンシャルプランナーは「有料」で相談を受けるからこそ、常に情報を仕入れ、知識のたな卸しをして、お金やライフプラン、相続、保険商品の動向、住宅ローンの知識などをより高レベルで身に付けておく必要があります。

またそうして得た知識を、一般の消費者に「わかりやすく」伝えるのが、ファイナンシャルプランナーのミッションでもあるのです。

あなたのことを考えてくれる専門家とは?

ファイナンシャルプランナーは、その資格を取るときに、必然的に、広範囲の「専門知識」を身につけることを求められます。

ですから、ファイナンシャルプランナーになりたてのころは、ほぼ全員が「お金の相談」に答えられる状態にあります。

しかし、その後、金融機関でしか仕事をしていなかったり、周辺知識を求めるようなことをしなかったり、相談実務を経験しないと、その志は錆付いてしまいます。

そうなると、自分が仕事上で「話したい」内容の知識しか伝えなくなったり、金融機関から配布される情報を垂れ流したりするようになります。

そういうファイナンシャルプランナーに保険見直し相談すると、あなたはどうなるでしょうか?

もう、お分かりのことと思いますが。

ではどうすれば、保険相談で、ファイナンシャルプランナーを活用できるのでしょう?

その一番のポイントは、

「正しい保険の知識を得たい」

という姿勢だと思います。

「保険のことを知る」ことに、もっと貪欲に、もっと真剣になってくれる人が増えることを期待していますし、私もそのためにこうして書き続けて行きたいと思います。

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