- 黒木 昭洋
- コーチ
- BCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ
対象:コーチング
最近、稲盛和夫さんの本を読んでいます。「生き方」「経営の実学」「成功の要諦」など…。
これらの本を読んで気付いたことを、しばらくはアウトプットさせていただきたいと思います。
初回は「感謝を理性にインプットせよ」です。
因果応報で運命は変えられる
稲盛さんは仏教に造詣が深く、得度もしているとのことです。
ですのでお話しの中にはそういった仏教の要素がたくさん出てきます。
その中でよりよく生きるためには、運命と因果応報の法則を理解することが大切だということを述べられてきます。
よりよく生きないと成功もないという話なのです。
人にはあらかじめ決まっている運命がある。しかしその運命は因果応報の法則によって変えられるとおっしゃっています。
因果応報とは、善いことをすれば良いことが起き、悪いことをすると悪いことが返ってくるということです。
そしてその因果応報とは20年や30年といった非常に長いスパンで回っているそうです。
人生には悪いことも起きれば、善いことも起きます。幸せな事もあれば、災難も起きます。
こういった現象にどう対処するかで、自分の運命も因果応報の法則により、変えられるとおっしゃってます。
それではそういった現象にどう対処すればよいのでしょうか?
そのたった一つの方法が「感謝」と説かれています。
善いことが起きようと、悪いことが起きようと、まずは「感謝しなさい」と。
感謝を理性にインプットする
何が起きようとも感謝するということはとても難しいことです。
善いことはともかく災難や試練、悪いことが起きたら文句の一つも言いたくなるかもしれません。
その気持ちもわかります。
でもそれでは運命は変えられないのです。
だから凡人の私たちは「感謝を理性にインプットしなさい」と説かれます。
つまりこれは「何が起きたも有難うと『受け入れなさい』」ということだと私は理解しています。
目の前の現象を有り難く「受け入れる」ことで、そのに対処する「行動」が変わるので、運命も変えられると説いているのではないでしょうか?
例えば、自分の目の前に自分の思う通りに動いてくれない人がいたとします。
この人への対応いろいろとあると思いますが、以下どちらの対応が、自分の運命に良い影響を与えると思いますか?
・本当にありえないと思う、なるべく無視する。
・これは自分への試練だと感謝し、どうしたら自分の考えを理解してもらえるか考える
別の例で売上がなかなか上がらない場合の対処はどうでしょうか?
・売れないのは商品のせいだ、サービスのせいだと思い、自分に責任は無いと思う
・売れないというシグナルはお客様からのありがたい叱責の裏返しだと思う
一目瞭然でわかると思いますが、後者が良い対応でしょう。
しかし難しいことは現象が起きた瞬間にどう考えるか、どう対処するかです。
起きた瞬間は前者のことを反射的に思うのが人情ではないでしょうか。
そうするとその時の行動が変わりまたん別の運命(悪い運命)に転がり始めてしまうわけです。
だからこそ稲盛さんは「感謝を理性にインプットしなさい」と説きます。
私はこれを「どんなことが起きても感謝しなさい」ということだと思います。
周りから与えられた元のしてあるがままをまずは感謝しなさいということです。
難しいですね。
これができる人間でありたいですし、これができない人の手伝いができるそんな人間になれたらと思いました。
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