仙台蒲生に咲いた水仙の花 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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仙台蒲生に咲いた水仙の花

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講習

水仙秘話


震災から一ヶ月 避難所でお茶を振る舞いました

それから数日後

TVで水仙を美智子皇后陛下に差し出す映像が流れました

記憶のある方もいらっしゃると思います

「カンナと同じだ!助けなくちゃ!」

そう思いました

会津のカンナ大使さんに電話してみました

「カンナみたいに忘れられてしまう 助けにいきたい!」

「よし いくべ!」そう言って下さった

郡山まで新幹線で行き

そこからは友人と一緒に蒲生を目指しました


蒲生は壊滅状態でした

残った残骸の建物を取り除く作業で

辺りは砂埃で前が見えないほどでした


友人はいつもは軽トラックでしたが

今日はジープです


「これならどんなところも平気だべ!」

そういって下さいました

瓦礫の中を水仙を探しました


みつかりません

次の手段は宮城の体育館です

学校の体育館だと想い小学校を探しました

宮城野地区の学校で尋ねました

「それは 大きな体育館です」

そう言って地図で親切に教えて下さったのは教頭先生でした


「こちらは無事でよかってです・・・」そう言うと

「蒲生から通っている子たちのたくさんいる学校なのです・・・」

「知らなくてもうしわけありません・・・」

「いえ みんな大変ですががんばっています」

「先生・・・もし宜しければ・・・まかなかんなを植えませんか?」

「えっ下さるのですか?」

「はい 実は広島の原爆から一ヶ月で咲いて 人々に『生きられる』をくれた花なのです」

「そう言う話こそ待っていたのです 是非下さい!!」

「本当ですか 車に積んできました」

これが東北被災地カンナ植栽リレーの始まりでした

『今 この時期に花を植える話などして良いのだろうか・・・

でも あの真っ赤な花をみたらきっと少しは元気になってもらえる・・・でも言えない・・・』


そんなときの教頭先生のお申し出に 「咲かせてもいいんだ!」

そう思いました




宮城野体育館は大きなアリーナでした

明るくて広い避難所でした

佐藤さんを尋ねます


東京武道館での「規則事件」にひるみながらも

カンナのようにわすれられてしまうことがないように

助けたい気持ちの方が大きかったのです

カンナとつきあって7年目のことで下から・・・


「あの~~  佐藤さんにお会いしたいのですが・・・・」

「はい 佐藤さんは◯◯番地の角です ここにお名前を書いて下さい」

「えっ??? 会えるのですか?」

「はい」

「入っていいのですか???」

「はい どうぞ^^/]


あまりの違いに驚いて歩みが止まりました


突然の訪問故 留守かもしれない・・・

「あの~ 佐藤さんは・・・」

「私です」

その後はお察しいただけるとおもいます


話せば長くなりますので略しますが

水仙を助けにいくことになりました


お母様が癌になり 退院後の通院の便利のために

山側から海沿いの家に引っ越されたのだそうです

お母様が大好きな水仙を植えたのだそうです


「車で逃げるから乗って!!」と誘われ一度は乗り込んだのですが

隣の老夫婦が気になり車を降りて 

老夫婦を後押ししながら学校の屋上に逃げたそうです


車の人たちは流されてなくなりました



蒲生は随分先の遠い海が見えました

なにもありません

そこの水仙が咲いたのです

たった一ヶ月です

カンナと同じなのです

私たちは 自然に壊されたりもしますが

また自然に救われるのです


この矛盾のバランスが生きるということなのだと思います


とにかく掘り起こせるだけ掘り起こして助けました

お母様の形見の水仙です


大事にこの先もずっと咲いてほしいです




きっと お母様が守って下さったのでしょう

この日は鈴蘭が咲いていました

きっとお花が大好きだったのでしょう




広島のカンナを咲かせたいと言って下さいました

差し上げました


その日 佐藤さんは金庫がみつかりました


そして私たちに 水仙を下さいました


1泊の東北の後 私は広島に行くので

子どもたちにも咲かせてもらうことにしました


夏 人災(原爆)火 真っ赤な花 カンナ 

冬 天才(地震・津波)水 白い花 水仙

何もかもが反対ですが 同じです

たった一ヶ月で咲いて 生きる勇気をくれたのです


翌年は咲きませんでした





2年目2013年は咲いてくれました



今 その水仙です




これで3人目 明日香ちゃん 教頭先生 佐藤さん

もしかしたら 今必要なのは食べ物 着るものだけではないのかもしれない

そう思うと勇気が沸いてきました

「行くべ!!石巻だな!」

「いいですか?」

「行くべ!!」

石巻に着く頃は もうあたりは暗くなった

被災からちょうど2か月が過ぎた5月12日だったと思います






カンナ・プロジェクトホームページ

canna-project.com


4年  忘れてはならないと思うのです

宜しければカンナスマイルに参加して下さい

「東北頑張れ!」と想いを馳せた笑顔の写メをここに届けて頂けたら

こんな感じで届けています


あと174で8000です

1000カンナスマイル毎に印刷してパウチして東北に届てけています


カンナスマイルポスター


花が咲くことを「花笑み」といいます

花が枯れた冬には 花に替えて人の笑顔を届けてきました

頑張れ!が言い難いので

私も頑張るので頑張ってと言いました


それがカンナスマイルです


参加して想いを馳せましょう!

祈るよりほんの少しすすんでみませんか