- 鬼沢 健士
- じょうばん法律事務所
- 茨城県
- 弁護士
-
0297-77-5301
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
相手に慰謝料請求をしたいというご相談はとても多いです。
ここでは、これまで私が取り扱ってきた浮気裁判の経験に基づいて、
裁判に勝つための証拠について書こうと思います。
1 探偵の調査報告書
メリット
・ラブホテルに出入りしているところの動画や写真など。
日時、場所が明確で、これさえあれば不倫の立証はばっちり。
デメリット
・高いのひと言に尽きます。安くても数十万。
浮気日時がなかなか特定できない場合には、100万単位になることもあります。
「この日に浮気をする!」という自信があるならオススメ。
※悪質業者がたまにまぎれこんでいるので、注意しましょう。
2 メール、LINEなど、携帯電話にかかわるもの
メリット
・携帯電話を見ることさえできれば、多量の証拠を得ることができる。
ちなみに、携帯電話を内緒で見てしまっても、基本的には違法ではありません。
・恥ずかしい内容を送り合っていることが多く、証拠としての力も強いことが多い。
・集めるのにお金がかからない。
※メールやLINEを証拠にしたい場合は、画面のスクリーンショットを保存しておきましょう。
画面が途切れないように、保存していくことが大事です。
デメリット
・携帯電話のガードが堅い場合には、なかなか集められない
・消去されてしまうと、復旧が困難
3 フェイスブックやツイッターなどのSNS
メリット
・ほぼ公開されていて、集めるのは極めて容易
デメリット
・公開である反面、無難なことしか書いていないことが多い。
そのため、浮気の核心に言及されていることがほとんどない。
4 相手直筆の謝罪文など、不倫を認める内容の紙
メリット
・相手が認めているのだから、不倫の事実は揺るがない。
デメリット
・相手が書くことに同意する必要がある。
相手が書かなければ作るのは絶対に無理。
証拠はできるだけ多くあった方がいいことは確かですが、
どれか1つだけでも勝てることは十分にあります。
大事なのは証拠の内容です。
ほとんど使えない証拠についても、少し書いておきます。
・ラブホテルの会員カード
→無記名であることがほとんどで、誰のものかわかりません。
「自分のものではない」と否定されてしまうと、それまでです。
・避妊具
→これも誰のものかわかりません。
・第三者の証言
→基本的に証言は頼りになりません。
全く役に立たないわけではありませんが、これだけに頼るのは危険です。
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このコラムの執筆専門家
- 鬼沢 健士
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