若い頃、私はバレエを踊る事が大好きで大好きで、いつも「バレエ無しの人生は考えられない」と思い、
「死ぬ時は、舞台の上で死にたい!」と思う様な、とても情熱的な若者でした。
(^^✿
その頃の自分を振り返ると、そんな純粋で一途だった自分がとても愛おしくもあり、
又そんな若い時の自分が、何故か今の自分とはまるで別人の様に感じたりもするのです。
(年齢を重ねるとは、こういう事なのでしょうねぇ!)
(^^♪
それでもプロとして踊らせて頂いた長い期間の中では、時折私はその辛さから「バレエを止めた方が良いのかもしれない」と思った事が数回ありました。
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そう考えた時の状況や理由はそれぞれでしたが、自分で「もうバレエを止めよう!」と決意し、その疲れからうたた寝をしてしまうと、何故か不思議に同じ夢を見たのです。
《 ゚Д゚》☆彡
それは「とても楽しく、笑いながら自分がバレエを踊っている」という夢で、その幸福感でうたた寝から目が覚めるというパターンでした。☆彡
そうして夢の余韻から笑いながら目が覚めて、そして徐々に現実に引き戻された時に、
「もう一度だけ頑張ってみようか?」と思い直し、そして何故か「バレエを続ける!」と新たな決意を持てたのでした。☆彡☆彡☆彡
そうして「覚悟」を決めて又バレエを続けて行くと、いつの間にかその時々の試練を乗り越えられている自分がいたのですね。
☆_(_☆_)_☆
これは私の人生で、とても印象深い経験の一つなのですが、
何やら自分には「 "バレエ" というものを通しての人生勉強や使命というものがあるらしい」と自覚できた経験でもあり、
そうして私の人生は、何か「見えない力」によって導かれたとしか思えないのです。
《 ゚Д゚》☆彡☆彡☆彡
人生では時々、この様に「夢」を通して送られるメッセージというものがある様に思います。
☆_(_☆_)_☆
ちなみに、私は普段はあまり「夢」というものを見ないのですが、それだけに見た時には非常にインパクトが強く印象に残る夢が多く、たまに「あれは予知夢だったのか!?」と思える様な夢を見る事もあるのです。
「夢」を通した不思議な経験というものは、きっと多くの方がお持ちなのではないでしょうか?
(人の数だけ「夢」にまつわるエピソードは有る気がする~~~♫)
(^^✿
シルフィード ……… 大園エリカ
ジェイムズ ………… ILIR KERNI(元ザグレブ国立バレエ劇場プリンシパル)
このコラムの執筆専門家

- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年