「(私の方をチラッと見て)いらっしゃいませ・・・・(お会計のお客様を向いて)あ、864円になります。ありがとうございます・・・(私に)え~と、お二人様ですね・・・」
と言いながら彼は、お会計のお客様への対応を終えて、客席の方に歩き始めました。
私も、彼の後ろについて、客席の方に歩き始めました。すると・・・
「あ、ちょっとお持ち下さい。」
と、彼は私を制するのです。
どうも、まだ空いた客席が片付けられていないようです。
私は、事情を察してその場で立ち止まりました。
そして、しばらくして、彼は、ほぼ無表情で私に言います。
「はい、どうぞ、こちらへ・・・」
彼は、機嫌が悪いのだろうか?
確かに、客席はほぼ満席。ホールスタッフは、彼以外に二人。
そのスタッフの表情も硬い。忙しそうです。
始めて利用する店なので、私には、これがいつものことなのか今日だけの様子なのかはわかりません。
しかし、これでは、せっかくのランチタイムが楽しくありません。
さほど待たされずに、ほどなく出てきた「お蕎麦」は美味しいのです。
それだけに、ただただ、店長っぽい彼の「言葉の少なさ」と「無表情」が残念なのです。
こんな表情で、無口なスタッフに案内されても、お客様は楽しくはありません。
お客様には、今から食事を楽しんでいただくために、悩ませたり、気を遣わせたり、うろうろさせたり、どぎまきさせたりしてはいけないのです。そうさせないためには、笑顔と明確な言葉で意志を伝えねばならないのです。
それは、そんなに難しいことではありません。
ほんのチョットの笑顔と、ほんのチョットの言葉を増やすだけで、その場の雰囲気は変わるのです。
お会計で忙しいのは見ればわかります。
だから、ニコッとして「ちょっとお待ち下さいね。すみませんね~」と言えば良いのです。
客席が片付いていないのも見ればわかります。
だから、ニコッとして「すぐにかたづけますからね。ごめんなさいね~」と言えば良いのです。
それだけで、「ああ~今日は忙しいんだね。ありがとうね。がんばってね」と言うやさしい気持ちになるのです。
私は、彼や他のスタッフが笑顔になれば良いなあ~と思って、言葉少ない無表情の彼に、精一杯の笑顔で、「お、ありがとう。忙しくて大変だね。がんばってね」と声をかけました。
「・・・・・・」
まだまだ、私の笑顔も修行が足りないようです。
顔晴ります・・・
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