- 再木 奈生
- ヒューマンリクリエイト 代表
- 研修講師
対象:人材育成
でも、考え方としては、その家計簿の「赤字」とか「黒字」
と考えてみてください。
値上がり品目が増えて、家計を圧迫され
(あちゃ〜、今月も赤字!どうにかしなきゃ)
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
この所書かせていただいている「解決志向」の考え方って
この「赤字」「黒字」「どうにかしなきゃ」で
当てはめてもわかりやすいんですよ。
紙に四角(正方形でも長方形でも)を書いていただいて
その中に、たくさんの○(大小さまざま、いくつでも)を入れてください。
その書いた○が「赤字」だとします。
中には、四角にいっぱいの大きな○を
一つ書いた方もいらっしゃるかもしれませんし
たくさんの○を書いたかたもいらっしゃるかもしれません。
いくつでも大小さまざまでも
「赤字」・・○じゃない余白って必ずでてくると思います。
それが「黒字」です。
明確には「黒字」ではないかもしれませんが
「赤字」じゃない部分というのがありますね。
「赤字」の部分は個人や人で形成されている組織でいうところの
「問題」と置き換えて換えてみてください。
赤字・・問題・・○の大小もあります。
その数が多い、少ないもあります。
どちらでもあってもいいのですが
私たちは、時として、その「赤字」「問題」の部分しか
見えなくなります。
赤字(問題)をたくさん抱えていれば生活も大変です。
心も大変です。余裕もなくなったりしますし
先の明るい見通しもつきにくい。
困ります。どうしよう、と思います。
明るい見通しなどは、自分にはないのではないか、とも思えます。
苦しいですし、それがすべてになりやすいですね。
そして、そこ(問題)しか見えにくくなりますから
黒字・・赤字ではない部分があることをすっかり忘れてしまったり
そこに目を向けることができなくなって
悩みや苦しみが大きくなってしまいます。
でも、その「問題」「赤字」があるということは
「問題」にはならない部分、「赤字」ではない部分が必ずあります。
まず、その赤字ではない部分があること。それが何であるのかを
最初に相談者の方と探していくことが私たちの役割だと思っています。
次回、この「黒字」「赤字ではない部分」「問題ではない部分」
の見つけ方についてもう少し書かせてくださいね。
一人ひとりのリクリエイト(再創造)を支援します。
ヒューマンリクリエイト 再木 奈生