
- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
ひと味違った、カメラ撮影テクニック #1
-
メディアと映画、ずっと楽しい関係。
映像メディアの演出術
2008-09-04 05:05
地球温暖化は、だんだんと暖かくなるのではなく急に暑くなったり、寒くなったりと
天候が過激化する現象のようです。気をつけたいですね。
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
今回より、映像メディアの演出術ということで、
「一味違った、カメラ撮影テクニック」として、コラムを書いてみたいと思います。
プロ用で使用する撮影カメラはもちろんのこと、家庭用のビデオカメラでも一味
違ったビデオテクニックを覚えられます。
カットのポイント、
映像は動画でつないでゆくので、撮った映像をそのまま流すよりも、
カットでつないでゆくほうが、リズムが生まれたり、見ていて楽しい気分にさせてくれます。
映画や、ドラマを見ていると、ふと映画の中に入り込んでいるような緊張感を
覚えるときがあります。
また、どんなに好きな映画やドラマでも、あとどのくらいあるのかな〜?
とか、
ストーリーがなんだか長くて、いやになってきちゃったな〜?
なんてことが、時々あります。
映像は、その内容もさることながら、カットのポイント、いわゆるカットの長さ
などでも、鑑賞するユーザーに対して心理的にかなり影響を与えます。
長いカットは、その空間に緊張感を与え、
短いカットは、映像にリズミカルなテンポを演出します。
たとえば、夫婦の会話を据え置きカメラでじっくりと撮影する場合は、
2人の会話や生活感などが、しっかりと映像に刻み込まれます。
また、カーチェイスシーンなど、短いカットをつないでゆくとスピード感や、
臨場感が増してきます。
それぞれのカット割りの意味を覚えることで、''映像全体の流れや、ストーリー
構成、登場人物たちの心理描写など''をうまく表現することができるのです。
つづく、
▼参考映画(例)
長いカットの映画: 東京物語 監督:小津安二郎
短いカットの映画: ボーン・アルティメイタム 監督:ポール・グリーングラス