
- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:ホームページ・Web制作
- 原島 洋
- (Webプロデューサー)
- 井上 みやび子
- (Webエンジニア)
ひと味違った、カメラ撮影テクニック #2
-
メディアと映画、ずっと楽しい関係。
映像メディアの演出術
2008-09-08 05:35
福田総理の「あなたとは違うんです!」発言がネットで流行中です、
へんなものが流行る世の中です。
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
映像メディアの演出術ということで、
「一味違った、カメラ撮影テクニック」の第二弾です。
前回のカットのポイントの続きです。
カットのポイント、
長いカットは、その空間に緊張感を与え、
短いカットは、映像にリズミカルなテンポを演出します。
短いカットは、撮影にもよりますが、''編集段階でイロイロと検討
できたり入れ替えなどを行って演出効果を高めます。''
長いカットは、撮影段階から、''ある程度の効果や、演出を意識して
撮影に入る場合が多いです。''
また演出家や、ディレクターの意図に沿って、画面に緊張感を与えるような
カットを構成してゆきます。
このカットのつなぎ方の連続で、映像の演出や、ストーリーがよりダイナミック
になり、テンポが良くなったり、また、間延びした、つまらない映像になって
しまったりするのです。
この辺のセンスやタイミングのコツを掴んでゆくのも、映像制作の上でとても
重要な要素になってきます。
自分が好きな映画のカットのテンポを覚えておくと、映像のカットポイントなど
が判ってきます。
カットのタイミングだけで、それがプロの映像か、シロウトさんの映像
なのか、見る人によってはすぐに判ってしまうのです。
次回は、「カメラのショット」についてです。(予定)
▼参考映画(例)
長いカットの映画: ぐるりのこと。 監督:橋口亮輔
短いカットの映画: ビバリーヒルズ・コップ 監督:トニースコット
参考資料:映画の撮り方・ビデオの撮り方、学習研究社