皆様は「品格」という言葉に、どんなイメージを持たれますか? (^^☆
品格というものは一日や二日で身に付けられるものではない、その人の毎日の積み重ねから自然に身に付いて来るもので、その方のオーラ、「雰囲気」といっても良いでしょう。☆彡
品格のある方というのは、自分の中に物差しを持っています。
自分の中に物差しを持つという事は、「他人からどう思われているか?」ではなく、「自分がどう在りたいか?」というものを大切に考え、それをご自分の言動の源にされるという事です。☆彡
そして、その「自分がどう在りたいか?」の根っこには、ご自分の事だけではなく、「どれだけ他者に対して思いやりを持てるか?」という、その本物の優しさ持っている人を、私は「品格の有る方」だと捉えております。
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その人に「品格が有るか?無いか?」というのは、その方の心根からのものであり、それはその人の言動全てに反映されます。(^^;
どんなに表面的には綺麗に取り繕ろって、カッコよくオシャレに見せても、その人の "根" に在るものが、その方全体から滲み出て来てしまうものなのです。
人の「雰囲気」というものは、その心根からしか生まれないのです。《゚Д゚》!
人間というものは感性の生き物なので、その方の内面 = 雰囲気 = 心根に在るものの方を、実は敏感に察知しているものなのです。《゚Д゚》!?
「雰囲気」というものは、本当はそれだけ誤魔化しようの無いものなのですが、人はそれを感じていながら、相手の事を「そう思っちゃいけないのではないか!?」という心理が働き、
(※そういうケースは、そう思う側がお人好しな場合と、「自分に取って相手が必要」という利害関係が絡む事多し!)
ご自分が最初に感じた真実を、頭の中で打ち消してしまったりするので、人間関係がややこしくなったりするのですけれどね~。(笑)
(※もし、そういう事で判断にお迷いの方がいらしたら、その時は相手の方の語るものより "行動" の方を観てみれば、真実が視えて参りますので、是非ご参考に♫(笑))
ここで大事なポイントがあるのですが、それは人間は、自分のオーラ (雰囲気) を自分では見る事ができないという事なのです。《゚Д゚》!!
ですので、ご自分が放たれているもの (雰囲気) は、案外ご自分では分からないものなのですね~。(^^;
人間は「頭で考えている自分が、他人が思う自分」と勘違いする "思い癖" というものを持っていますから、自分の放つオーラ (雰囲気) を、ご自分では正しく判断はできないものなのです。
人は「自分の事は、自分で一番分かっている」と思うものですが、実は「自分の事は、自分では一番良く分かっていないもの」なのです。《゚Д゚》!?
私達は他人の事は良く見えますが、自分の事は一番見えていないもの。
それが "人" というものなのでしょう。
何故なら私達は "頭" というもので、自分や相手というものを、自分の私情でもって「捏造して見てしまう」癖を持つからです。
そう、私達はなかなか、特に自分の事を客観視できない性質を持つものなのです。《゚Д゚》!!
もしご自分の事しか頭になく、人を押し退けガツガツする「品格」の無いご自分の姿を、その方ご自身で客観視する事ができたら、その方は果たして「そういう自分でいたい」と思うのか?
そこには、その方の「品格 = 美意識」というものが大きく関わって来ると私は思います。
ご自分が「どう在りたいか?」
それは各自の自己責任で、ご自分がお決めになる事。
正にそこに、その方の「品格」というものが現れるという事なのでありましょう!
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泥沼の中でも汚れず、清らかに美しく咲く蓮の花 ✿
人間の生きるべきお手本の姿を、私はこの花の中に視る事ができます。☆_(_☆_)_☆
私は「本物の品格」というものは、究極は「どれだけ自分と同じ様に、他の生命を大事に思えるか?」という事だと思っています。☆彡
元々自分の事しか考えない様に生まれつく、エゴな動物である私達人間には、これは口で言うほど簡単ではない、なかなか難しい事でもありますが、
そこを目指して行くというのが、人として生まれて来た意味なのでしょう。《゚Д゚》☆彡
人として、美しく生きたいものです。☆彡
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このコラムの執筆専門家

- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年