ヨーロッパ鉄道の旅、滞在地を決める

前回から、ヨーロッパ鉄道の旅を、レイルヨーロッパ様の写真・資料をお借りしながら使用介しております。下図はヨーロッパの鉄道網の地図です。ヨーロッパの隅々まで、伸びているのがお分かりになると思います。ヨーロッパの広さは日本の8倍ですが、フランスで日本の80%の広さ、スイスになると九州と同じぐらいですので、隣国にすぐ移動できます。



例えば、地図の左下、マドリッドに滞在して、スペイン内のコルドバを見物して、マラガやセビリアを訪問、そしてマドリッドから、隣国ポルトガルのリスボンを訪問し、基地であるマドリッドの市内観光を果たしてから、次の宿泊地はニースに移動することで、南仏の各都市を回れます。



このように、鉄道の旅のポイントは、滞在地を決めて、次に、予め回る都市を決めて、そして宿や社内の人から教えられた都市をまわるなど、フレキシブルな対応が可能ですので、ハブとする宿泊地を決めることが重要です。

セミナーでは、講師の方が「宿泊地は物価の高い都市は避け、近傍の都市にステイすると良い」とアドバイスしていました。

鉄道はヨーロッパの1500都市に繋がっています。航空機による点と点の移動よりも、ヨーロッパ各地の風土を味わうには適した手段です。



また、ヨーロッパの鉄道の駅は都市の中心にありますから、施設にも近く、何よりもホテルを駅の近くで取ることが出来、便利です。

列車内には、日本では少なくなってしまった、レストラン付きの列車もまだまだ残っていますし、無くても、列車内のバー(軽食・ドリンクなどを販売)を利用すれば食の心配はありません。なお、1等を利用すると食事のサーブが付く列車がおおいのでお勧めです。
ところで、ヨーロッパの人々は、休日は割り切って休みますので、これら食堂やバーも休んでしまいます。列車を利用するのであれば、平日が便利です。

また、1等は一列3人が基本ですので、一人掛けシートと、二人掛けシートに分かれます。
一人旅の方は、一人掛けシートでゆったりした旅が出来ます。



ヨーロッパの席は固定式で、日本の特急の席のように「くるっと」回せません。また、対面で座ることに為ります。そして、新幹線は自由席がありませんから、必ず指定席を事前に用意ください。



通常、各駅には改札がありません。ただし、必ず車内検札がありますから、その時に切符を持っていないと無賃乗車として、罰金を払うことに為ります。ここは十分に気を付けてください。

レイルヨーロッパジャパンのHPは下記です。ヨーロッパ鉄道の旅の詳細がアップされています。ご興味がある方は訪ねてください。
WWW.raileurope.jp

FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス　マイ　エフ・ピー　代表　吉野　充巨
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