カンナを伝えるために - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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カンナを伝えるために

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講習

カンナのバトンを繋ぐ



今日はインドの恭子さんが

校長先生にカンナのプレゼンをして下さる日です

「何を伝えたら良いのか?」

責任とプレッシャーを感じさせてしまっては申し訳ないです

本当は 感じたままを伝えて頂ければ十分なんですが

まず基本的にここだけはと言う数値的な事実を書きますね

①カンナが咲いた事実
広島市爆心地820m地点に1945年9月中旬には咲き乱れていた
色は赤(写真を撮影した松本栄一カメラマンの証言による)

②1ヶ月で放射能を浴びて咲いた検証
牧野植物園のカンナの研究の第一人者
田中教授のお墨付きを頂く
・カンナの種を濃硫酸に1時間つけて植えた種も発芽するほど強い種
・土の中にあった球根は生きている
・コンクリートの壁のようあものの前に咲いていたことで少しダメージが少ない



☆想像してみて下さい
 原爆に苦しむ人たちと死体でいっぱいになった広島市内
 生き残っても理由もわからず激痛と死への恐怖の中をさまよう被爆者たちが
 真っ赤に咲くカンナをみたらどのように感じるでしょうか

☆目の高さに咲く真っ赤なカンナの花からもらったもの
「生きられる」という確証
「生きなくては」と言う勇気
「生きよう」と言う希望
「生きられるんだ」という元気と笑顔
 そして 「未来」
 真っ赤なカンナの花言葉は「堅実な未来」です

☆復興の先がけとなったことは間違いがないこの事実
 しかし・・・球根は瓦礫とともにすてさられ、人々の記憶から消えた
 被爆した木は、その証言として後世に伝えられた。しかしカンナは忘れ去られた 


1955年広島原爆資料館が出来た
1994年大改修
改修の折、当時の館長の強い意志でカンナが咲いた写真を
出口最後の展示品として展示
当時の館長は被爆2世。体内被爆者。
被爆者であることを隠して生きた。
原爆で父親は即死、苦労して大学を出て市の職員となる。
最後の勤務が原爆資料館館長。リニューアルの機にあたる。
ならばということで、被爆者であることをカミングアウトし、
原爆の悲惨な現状を伝える展示の後、最後はカンナの写真をみて、
希望を持って館を後にしてもらいたい想いを実行。
当時の市長始めたくさんの反対にあいながらもカンナの花を展示する。
実は、カンナの花は忘れ去られていたため、被爆植物に指定されていないことが理由


それから10年後
東京在住の戦争を知らない、高度経済成長に生まれ育った女性が、初めて広島を訪れる。
あまりに悲惨すぎる展示に直面して、言葉を失い、胸をえぐられる想いをする。
1945年にタイムスリップしてしまったような錯覚におちいり、
助けてあげられないことに苛まれた。

しかし、館の出口のカンナの写真と
「75年は草木も生えないと言われたこの広島に新しい命が息吹きました」この言葉に救われ、
現実に戻ることが出来た。

そのカンナにお礼がしたくて物語を書く。
ちょうど手がけていた「創作浄瑠璃」として発表の機会を頂き、広島で公演。
120人の人のアンケートで、カンナの咲いた事実を誰も知らないことに気づかされた。
こんな大事な話を、なぜ????
「花にも恩を忘れてはならない。忘れたら、又繰り返される。
二度とあのような想いを繰り返してはならない。」その想いから、カンナの物語を講演して歩く。
特に未来を作る子どもたちと、カンナの花を咲かせ、球根を「平和と希望のバトン」として『カンナリレー』を実施。

国内は23都道府県、沖縄、長崎、東京,被災地、最北端は網走まで150校にバトンを繋ぐ。
世界には、モンサンミッシェル・バチカン・ベトナムに渡航してバトンをつなぐ。
友人知人の協力で、香港、スペイン、オーストラリア、バリ、アメリカ(子どもたちのたっての願いにより)、インド、カナダなど10カ国にバトンをつなぐ。
すべて、自費での活動。やればやるほどお金はなくなるが、多くの人がカンナの話に勇気付けられたり、希望をもらったり。やる気、生きる望み、元気を授けられていることにがんばる力をもらう。
子どもたちの感想文、手紙からたくさんの力をもらっている。
少しの歩みでも、0ではないことを信じて「はじめの一歩は無限大の一歩」と信じてカンナ・プロジェクトを展開している。

現在、たくさんの人がカンナの花をみて平和を祈るようになってくださった。


『カンナの花を世界中に咲かせ世界の平和を唱えて地道に一生懸命動かれている人(橘さん)の努力のおかげ』
『人の命、敬う心、助け合う精神、これらをもっともっと大きくして行くことが夢ですね。立ち上がる人(橘さん)がいてくれて、支える人がいると思っています。世の中は皆の手で変えなくては』
『カンナを見るたびに平和を祈るようになりました。』
『カンナが咲いているところをみつけたら教えて下さい。カンナの輪を広げましょう!』
などと、言って下さるようになりました。10年です・・・。

「一人真に欲すれば十方真際に期す」という禅の言葉があります。
「たった一人でも、本気の想い始めたことは、すでに大きな真につながっている」と長崎の大田ご住職からお言葉を頂きました。
一人の行いが、こうして、たくさんの人の手を通して、繋がれて行く。
そして繋がれた糸は、みんなの手で織りなし、紡がれて、やがて大きな平和の絨毯となることを感じます。平和は1本1本の細くて切れそうな糸を、たくさんの人の手で紡いで行くことだと、感じないではいられません。地球が真っ赤なカンナの絨毯で敷き詰められたとき、きっと、地球は全ての人が穏やかに暮らせる日が来ると信じます。
カンナをバトンした人同士がお互いに想いを馳せ合い、相手を受け入れ合いながら平和の糸を紡いで行きましょう。一緒にカンナを咲かせて下さい。
「世界中の人の心に平和と希望の花を咲かせましょう」
これがカンナ・プロジェクトです。
ご賛同いただけましたら、是非カンナを植えてくださいませ。
咲かせて下さいませ。伝えて下さいませ。一緒に小さな一歩を歩めたらうれしいです。




http://canna-project.com/


 原爆から1ヶ月で咲いてくれた真っ赤なカンナの花を
 
 日本中の子どもたちと咲かせています  世界にも咲かせています 
 
 子どもたちに平和な未来を残してやりたいのです