アスリートに学ぶ - ときには無謀で
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セルフ・ヘルプ
思考・言葉・行動 (Thoughts, Language, Action)
2008-08-07 14:20
理論や理屈を並べている間に、なんとなく物事の
タイミングを逃すことってありませんか?
タイミングを逃すだけでなく、考えているうちに
何もしなくなってしまったり。
もちろん、理論が必要なときは必ずありますが、
理論で考えてもあまり結果は変わらないことがあります。
変わらないどころか、むしろ何も考えないで
エイヤっと行動に出たほうが、結果を出せるのでは
ないでしょうか。
昨日、トライアスロンのアイアンマンジャパン
二連覇中のチャンピオン、今泉奈緒美さんのお話を
伺う機会がありました。
もう長いことお会いしてみたいと思っていた方だったので
彼女のトークショーがあると聞き、飛んでいきました。
ブログなどで見ている通りの自然派の方で、日焼けした
笑顔がかわいくって、楽しい方でした。
彼女がアイアンマンに初挑戦したのは今から6年前だそう。
「3つ(水泳と自転車と走る)、長いやつ」
これが彼女のアイアンマンの認識だったんですって。
アイアンマンという名前さえ知らず。
アイアンマンって、3.8キロ泳いで、180キロ自転車こいで、
42.195キロ走る、まさに鉄人レース。通常では
ちょっと考えられない長い距離です(笑)。
それをひとこと、「長いやつ」。
その数字もよくわからず、「やってみたい」でスタートし、
それもトレーニング期間も2ヶ月足らずだったとか。
おまけに、そのレースの申し込みは終わっていて、
「プロなら今からでも間に合う」と言われたから
「じゃあ、プロで申し込みます!」。
もちろん、プロになるためには権利がいるので、
たまたまその前のレースでその権利を得ていたことも
あったらしいですが、どうです、この度胸。
あれこれ考えているヒマも、無理ではないかとか
できないのではないか、などと思い巡らせることも
彼女にはなかったのです。
結果としては、初アイアンマンは、プロの10人中、ビリ。
それでも見事完走で、以後5年目にして全日本で
チャンピオンに、そして今は2連覇中です。
トークショーの進行役の、こちらもプロトライアスリートで
スポーツナビゲータの白戸太朗さんが、
「皆さん、アイアンマンはこんなモンですよ〜」と
しきりに言っていました。「意外にやる、と思ったら
できちゃうんです」
なるほど〜、やはり、考えすぎないことって大事、ですね。
どなたかが、「フルマラソンで4時間を切れたら
トライアスロンをやろうと思って」なんて言っていたのを、
ふたりは、「いや、そんなの関係ないですよ」と一蹴。
奈緒美さんも太朗さんも、アイアンマンやるまで
フルマラソンなんてやったことがなかったそうで。
練習でだってそんな距離は走ったことがなかったんです。
〜ができたら、なんてことを考えない無謀さが
ときには必要なのだということですね。
確かに、私自身も、周りが10キロ走とかハーフマラソンから
やったら、と言われのに対して、いきなりフルマラソンで
始めてみたら完走できたじゃん、というクチなので
これにはとても共感しました。
あなたが今、考えすぎて二の足を踏んでいることは
何ですか?
できてもできなくても、やってみる、というのには
それだけでも大きな意味と価値がありそうですよ。
このコラムはこちらでもご覧いただけます。
→ http://blog.livedoor.jp/mikiogura/archives/51418723.html
このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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