成功パターンを真似ても上手くいかない場合に考えてほしいこと

成功事例を真似ているのに上手くいかない、アドバイスをうけたことをそのままやっているのに上手くいかない。

そんなことありませんか？

例えば、

　・以前上司からＯＫを言われていたことが、別のシーンでは駄目だと言われた

　・以前上手くいったパターンが、別のシーンでは全く通用しなかった

　・先輩の真似をしてお客様とコミュニケーションをとったが、上手くいかなかった

など、成功パターンを真似たものの、何か違う・上手くいかないといったこと、よくあると思います。

何故、過去の成功パターンが上手くいかないのでしょうか？

少し考えてみましょう。

成功事例は「ストーリー」、静止画ではなく「動画」

成功した「１シーン」だけを真似したり、理解しても必ずしもうまくいくわけではないです。

営業の商談で考えてみましょう。

先輩や上司の真似をすることは大事なのですが…

　・お客様のと距離をぐっと近づけたアイスブレークのトーク「だけ」を真似ても、

　別の商談でそれがアイスブレークにならない可能性があることは分かりますよね？

　・うまくいったクロージングトーク「だけ」を真似ても、別の商談で上手くいくはずがないことは分かりますよね？

なぜなら「成功」に至るその前提、つまりストーリーが重要だからです。

何をどのように進めるべきか、それを読み解くことが大事です。

ですので物事を「静止画」としてとらえてもなかなか上手くいきません。

「動画」でとらえることが必要です。

・どんな前提条件があるのか（誰？いつ？どこで？など）

・どのような順序で進めるか

・どんな方法をとるか

など様々な要素を考慮したうえで、組み立てて初めて「成功」に至ります。

スポーツに例えると、サッカーのＧｏａlシーンだけをたくさん見ても、そのシュートだけをまねても、試合でゴールを決めることはできないと思います。

もちろんそれは大事なのですが、それ以前にどんな相手なのか、どんな場所で試合をするのか？など試合に入る前の前提条件を整理する。

そして試合に入った後は、どのようにゴール前までボールを運び、誰にゴールを決めさせるのか、それを判断しながらでないとゴールは決まらないと思います。

そこには似たシーンはあっても、ひとつとして全く同じシーンは無いと思います。

過去の成功パターンが上手くいかない、成功している人をまねしているのになかなか上手くいない。

そんな悩みを抱えている方は、これを参考にしてみてください。

・前提条件を整理すること

・物事を進める順序を整理すること

・どんな方法で進めるか決めること

きっと自分なりの成功パターンが見えてくると思いますよ。

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