こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
夫が浮気をすると
「私が至らない妻だから」
と自分を責める女性。
浮気したのは夫。
ですから、法的にも倫理的にも夫が悪いです。
でも夫が浮気する土壌は夫婦ふたりで作ったものですから、そこに自分の負うべき責任を探すことができるのは、本当に素晴らしいことですし、成熟した心の持ち主だろうと思います。
ただし、何か辛い目に遭ったときや、明らかに相手に過失があるとき、いつでも
「私が悪いんです」
と思ってしまう癖をお持ちでしたら、要注意です。
その癖は、もしかすると幼い頃に親御さんとの関わりの中で身に付けたものかもしれません。
例えば親から拒絶されたと感じるような出来事があり
「どうして愛してくれないの?」
「どうして認めてくれないの?」
という怒りを感じたとします。
でも、小さな子どもは親の愛情なしに生きてはいけませんよね。
もし怒りをそのまま表現してしまったら、今よりもっと親の愛を得られなくなるかもしれません。
それはとても怖いこと。
だから親に怒りを向けることが出来なくなってしまったんです。
持って行き場のない、この怒り、一体どうしたらいいでしょうね?
「私が悪い」
ってことにしてしまうのは、どうでしょうか?
そうすれば、わき上がる怒りを親に向けなくても済みますから、愛情を得られなくなるという不安を一時的に払拭することが出来ます。
更にいうなら「私が悪い」から愛されないわけですから、「私がいい子になれば愛される」という可能性も持つことが出来ます。
自分のせいにすることで親からの愛を得られるなら、自分のせいにしない手はないですよね。
こんなことが繰り返されれば、親以外の相手に対しても、怒りを感じると当然のように自分のせいにするようになっていきます。
でも「私が悪い」と言いながら、実はとても怒っているんです。
怒っているのに、怒っていないことにしているだけなんですね。
自覚のない怒りを胸に秘めたまま、浮気した夫と修復をするのは難しいことです。
修復するなら、まずは自分が怒っているんだと気づき、抑え込んでいた怒りをしっかりと吐き出す作業が必要です。
溜め込んだ怒りを安全に吐き出す場所として、カウンセリングがお勧めです。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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