- 山本 治
- 医療法人審美会ウメダデンタルクリニック 院長
- 大阪府
- 歯科医師
対象:矯正・審美歯科
- 東海林 貴大
- (歯科医師)
(写真)前歯のラミネートベニアについて
-
【質問】
前歯のすきっ歯が気になっています。
矯正治療は、お金が掛かったり、虫歯のリスクを伴うので、避けたいです。
ラミネートベニアをしたいのですが、出来ますでしょうか?
また、ラミネートベニア等に関する質問があります。
①歯の表面を0.5mm程度薄く削ると更に歯がすきっ歯になってその上に仮歯をうめるんですか?
②表面にセラミックを接着する方法は、生活面に関して支障はないでしょうか?
③プラスチックなので割れないですか?
④どれぐらい長持ちできますか?
⑤ラミネートを装着した後、前歯の裏側は隙間の空いてる状態ですか?
⑤ダイレクトボンディングという方法は、オススメですか?
⑥ラミネートベニアのメリットとデメリットを教えてください。
【回答】
画像を拝見しますと前歯に1ミリ程度の隙間が確認できます。
このケースで考えられる治療法は前歯2本のラミネートベニア法、または上だけの部分矯正となります。
ラミネートベニアの治療期間は最短の2回で完了し、費用は1本9万円+Taxです。
また、矯正の期間は6ヶ月~8ヶ月で費用は40~45万円となります。
ラミネートベニア法における質問の回答もお送りいたします。
①歯の表面を約0.5ミリ削りますが、隙間の部分は削らず揃える程度となります。
②歯とラミネートはレジンセメントで接着し無害です。また接着力は約200㎏ですので、簡単に外れたり壊れたりすることもありません。
③素材はセラミックで天然の歯と強度や耐久性が同等です。相当大きな力がかからない限り割れることはありません。
④ラミネートの寿命には個人差があり、噛み合わせや生活環境により違ってきますが、基本に忠実に行えば10~20年持つものです。
⑤ダイレクトボンディングは手軽におこなえますが、高い技術レベルが要求されます。
2次的に虫歯や歯周病になりやすく、さらに素材的に変質や変色が避けられませんのでお勧めはいたしません。
⑥ラミネートのメリットは多くありますが、デメリットは歯を僅かに削ることくらいです。
ラミネートベニア法は歯の表面を僅かに削り、そこにセラミックのシェルを接着することで、主に歯の色や隙間を改善します。
2回の通院で痛みなく自然な感じに仕上がります。
耐久性や強度に加え審美性も優れていますので審美歯科の領域で主流となっております。
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可能かどうか教えてください。他の歯医者に相談してもレジンで貼り付けてもとれると言われます。 山本 治 - 歯科医師(2016/06/05 15:19)