こんにちは(^^♪
見えない気もちをビジュアル化する夫婦問題カウンセラー:中西由里です。
浮気をされた妻、離婚を切り出された妻は、寝ても覚めても夫のことばかり考えてしまいがちです。
本来自分に向くはずの意識が、失いつつある夫に向きすぎてしまうんです。
夫に意識が向きすぎていますから
・夫からどう思われているのか気になって仕方がない。
・夫の何気ないひと言や行動に、いちいち振り回されてしまう。
・夫が出勤すると、ドッと疲れが出る。(それなのに帰りが遅いとヤキモキしてしまう)
なんてことも起こりやすいです。
この他にも、食欲が落ちたり、思うように眠れなくなったり、仕事に集中できなくなったりして
「私は、こんなにもあの人のことが好きだったんだ」
と、自分の気もちに驚いてしまうこともあります。
失いかけてはじめて、夫の存在の大切さに気づくんですね。
でも、それだけでは説明のつかないような恋心を、自分から離れていこうとする夫に抱くケースも少なくないんです。
この現象は、心理学的な視点よりも、脳科学的な角度から見ていく方がわかりやすいです。
横文字だらけなので、ちょっぴり取っ付きにくいですけどね(^。^;)
アメリカの人類学者ヘレン・フィッシャーによると、恋愛感情を生み出す脳内化学物質があるのだそう。
ドーパミン、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)、セロトニンがその化学物質です。
ドーパミン、ノルエピネフリンの分泌量が増え、セロトニンの分泌量が減ることによって、相手のことしか目に入らなくなり、陶酔したり、高揚したり、眠れなくなったり、食欲が失せたり、四六時中相手のことを考えているような状態になるらしいです。
実は、夫婦の危機的状況に直面すると、その人の脳内では、恋愛中の人と似たようなことが起きるのだそう。
危機的状況に直面すると、それに向き合うだけの気力を維持するためにドーパミンが上昇します。
ドーパミンが上昇すると、エネルギッシュになったり、活動的になったり、眠れなくなったり、食欲がなくなったり、胸が苦しくなったり、不安や怖れに襲われたりします。
パートナーから別れを告げられた女性が、彼の気もちを取り戻すために自分を奮い立たせ
「行かないで」
「こっち見て」
と懸命に努力するのは、どうやら、このドーパミンが影響しているようです。
ノルエピネフリンは、このドーパミンから派生した化学物質です。
ノルエピネフリンが上昇すると、やはり、エネルギーに溢れたり、眠れなくなったり、食欲が落ちたりするそうです。
また、ともに過ごした時間を慈しむ気もちも、ノルエピネフリンの増量と関係があるようです。
ドーパミンとノルエピネフリンの分泌量が増えると、セロトニンの分泌量が落ち込むことがあるのだそう。
セロトニンが減少すると、相手のことばかりを考えるようになってしまうとか。
ドーパミンとノルエピネフリンの上昇、そしてセロトニンの減少。
奇しくも、恋愛感情を生み出す組み合わせと同じですよね。
自分から離れて行こうとする夫に対して、燃えるような恋心を抱くしくみ、なんとなく伝わったでしょうか?
ちなみに私のカウンセリングでは、自分に意識を取り戻した方が良さそうなクライアントさまに、セロトニンの分泌量を促すようなことに取り組んでいただいてます。
すべての女性をヒロインに
ふぃ~めぇる・みしま 代表 中西由里 でした。
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