- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
昨今、本屋さんが減ったと思いませんか?
本屋さんがどんどんつぶれているようです。
うちの事務所から歩いて行ける近所に大きな本屋さんがあります。
1フロア2~300平米はある4階建の大きな本屋です。
たくさんではありませんが、建築の専門書なんかも書架2~3台はありましたので・・
大変便利だったのです。
が・・
とても近いのですが、今はまったく行かなくなってしまいました。
たま~に普通の雑誌なんかを買うとき以外は・・
専門書なんかはネットで買うから?
それもあります。
が・・
それより何より本がなくなってしまったから!
建築の専門書など今は書架の棚1段の半分もありません。
それどころか建築の月刊雑誌すらろくに置かなくなってしまいました。
売れないから?
そんなことはないでしょう・・
だってこの近辺ではここにしか売ってませんでしたから、必要なこのあたりの建築屋は必ず雑誌など買っていたはずです。
少なくとも私たちは毎月ここで建築雑誌を買っていましたし、専門書も折々に買っていましたから。
専門書の書架はすべてなんかしらんのゲーム本になってしまいました。
全く同じ本が何10冊も書架いっぱいに並んでいます。
同じ本ばかりが・・
よっぽどこの本ばかりが売れるのでしょうか?
専門書だけではないのです。
釣りの本も・・
何年か前は釣りブームなんて言われていましたが、そんなもんははるか昔の話。
今や釣りなどやる人はちまたにはほとんどいないのでしょう。
書架一杯にあった釣り本は今や棚一段あればいい方で・・
渓流釣りの本にいたってはフライやルアーの本が2~3冊あればいい方です。
私にとって・・
こんな本屋は本屋の体をなしてはいません。
あるのは・・
とにかくマンガとゲームの本ばかり。
同じ本が何十冊も・・
いやいや何百冊もが書架何台もにずら~っと並んでいます。
とにかく売れる本だけを大量に置いている・・
のです。
なんじゃこりゃ?
仕方がないので最近はちょっと遠くのさらに大きな本屋さんに行くことにしまし・・
通っているのです。
大変不便なのですが・・
仕方がない。
ところがなのです。
さっきその本屋に行って来たらです。
釣り本の位置が変わっていた!
で・・
今までは書架2台はあった釣り本が棚たったの2段になってしまっていたのです。
おまえら~!
売れせんの本以外は一切何も置かんのか?
いいかげんにせ~よ!
確かに本屋さんは大変なのでしょう。
わかります。
ネット販売に電子図書・・
いつかは本屋さんなどなくなってしまうのかもしれません。
けどね・・
本ってさ・・
ペラペラめくって中見ないとわかんないじゃん?
中わかんないと買えないじゃん?
ネットの本は中身わかんないじゃん?
で、買うのは中身がわかってる本だけじゃん?
そう思いません?
それにしても・・
これからは遠くの名古屋都心の本屋さんまで行かなければならないようです。
困った・・
まあ遠いっても30分もあれば行けますが・・
それもこれも・・
そもそも本を皆が読まないから?
なのでしょうが。
何しろ全大学生の6割が1年間に1冊も本を読まなかったのだそうですから。
いったいどうやって勉強しているのでしょう?
あ・・
してないのか?
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