「はい!」
大学生で有りながら、ずっと歳上のスタッフリーダーをうまくボスマネジメントしているアルバイトのBさん。彼の会議での、「言える空気の作り方」は、このように「意見を言う時に元気に手を挙げる」という行動もその特徴のひとつです。
彼の「上司に自分の意見を上手に伝える」は、このような4つのステップにまとめられます。
ステップ1:上司の話に態度と言葉で承認する
ステップ2:元気に手を挙げる
ステップ3:上司に勝とうとしない
ステップ4:感謝を伝える
今日は、その2つ目である「元気に手を挙げる」について、解説致しましょう。
ステップ1で、上司の発言に対して「承認」をしてあげたら、上司は「コイツは自分の話しを聴いてくれているな」と感じ始めます。会議で上司が話し始めて、5分くらいこの「承認」をしたら、そろそろ下準備は出来ています。会議で部下達が話しにくい雰囲気を作る名人である上司の多くは、会議が始まると恐らくは5分、いや10分以上一方的に演説をしているはずです。
でも、そんな状態の中で部下が意見を言う空気を作るには、なかなか勇気が要りますよね。でも、大丈夫。「上司に自分の意見を伝える4ステップ」の2番目「元気に手を挙げる」を使えば簡単です。
その方法は、、、、そのまんまです。元気に手を挙げれば良いのです。
「え~」と思われるかも知れませんが、手を挙げる前に、上司の話をしっかりと「うなずき」「メモを取り」、「なるほど」と言って承認しておけば、上司は必ず、元気に手を挙げたあなたを余裕しゃくしゃくで当ててくれます。しかし、ステップ1の手を抜いてしまうと、お互いに戦闘態勢の状態で手を挙げることになり、上司はさらに「迎撃態勢」を強化してしまうことになります。そうなると・・・以下のようになります。
「なに~、コイツ俺に意見する気か?反抗的な奴だな!よ~し、何を言ってもボコボコにしてやるぞ!」
と言う風に、あなたの意見を聴くよりもそのまま打ち返すことに全力を尽くされてしまうのです。こうなると、あなたの部下という立場では非常に分が悪いですよね。いくらあなたの意見の方が正しくても、上司は立場で対抗してくるので、あなたには勝ち目はありません。(あ、勝ってはいけないのですが、それはまたこの次にお話しします)
私の友人に、会議の時に自分の意見を言う空気を作る名人がいます。その方は女性なのですが、議論が白熱し、さらに硬直してきた時に、「はい!」と行って元気に手を挙げるのです。その瞬間、硬直した空気は、一瞬にして「ふわあ~」と柔らかくなり、リセットされるのです。そうして空気が穏やかになった状態を見計らってから自分の意見を発言するのです。彼女は、女性特有の柔らかな空気感も活かしてはいますが、それ以上に「元気に手を挙げる」というリセット効果も上手く活かしているのです。
この店の大学生スタッフBさんも同様に、ステップ1で上司の受け入れ体制を作っています。その上で、今度はこのステップ2の「元気に手を挙げる」リセット効果を重ねているのです。
「はい!」
あなたが「何も言えない空気が充満する会議」で元気に手を挙げたなら、その場の空気は、あなたのお陰で緊張感は維持しつつも、硬直感については和らげる事が出来、そしてそれは、意見を言う空気感に進展することでしょう。かなりドキドキするかも知れませんが、是非お試し下さいね。
では、明日は、ステップ3「上司に勝とうとしない」について致しましょう。これは、このステップを進める時の基本的な心構えを述べているステップです。どうぞ、お楽しみに。
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