- 星 和美
- グレータープレゼンス 代表
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
何かをしようとする時、うまくいくだろうか?失敗しないだろうか?という思いにとらわれていると、本来の力が発揮できないことがある。(
オナミの物語
にも描かれている)「失敗したらどうしよう」と思うと、自分の出したい力がうまく出せない。余計なことを考えて、『今』に乗れていない状況。
以前、少し聞きかじったネイティブ・アメリカンの智慧によると、「今に在る」とは
高められた気づきの感覚で、五感を持つ存在として、情報を受け取る高次の能力すべてを使い、目の前で起こっていることに焦点を合わせ、気づく感覚
なのだそうだ。思考を巡らせたり、いちいち分析したりするのではなく、その瞬間に起きていることのすべてを、起きているままに、ただ見ていることなのだという。なんだかちょっとややこしい。しかし、今、この瞬間に在り、そこに集中することでしか、本来の力はでてこない。
では、どうしたら今に在ることができるのか?キャレン・キムジーハウスという人がこう言っている。
ひとつの簡単な方法は、自分の体や呼吸に意識を向けてみることだ。人間の体は自然の一部で、過去にも未来にもいけない。今にしかいられない。
私は個人的に、思考をスイッチを切ってみることも、今に在やすいのでないかと思っている。そして同時に、日常生活で考えるのをやめることが、結構難しいことがよくわかる。明日の仕事の心配をしたり、昨日の失敗をじくじく噛みしめていたり。豊富な力の源から切り離されて暮らしていくことがよくわかる。