- 藍原 節文
- 株式会社ファースト・シンボリー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
分析結果から、顧客状況を改善するために実施した販促戦略と販促戦術を
掲載していきます。
今回は新規顧客獲得のための販促戦略に関しての3回目です。
復習の意味で、
【新規顧客獲得戦略】
■重点エリア・サブエリアに分けてのポスティング戦略
■キャラクターや紙面構成を考えた新聞折込戦略
■地域密着型法人営業
今回は、
■キャラクターや紙面構成を考えた新聞折込戦略に関して
新聞折込広告に関しては、実施に際して、その実施目的と実施方法を明確に
しておくことが重要となります。実際に今回の事例で実施した新聞折込
広告に関しては、以下のような流れで実施しました。
〜新聞折込広告実施の目的〜
直接的な即効性の高い売上効果を求めるのではなく、継続的に実施していく
ことで、長期的な地域認知が得られるような効果を期待する。
要するに、新聞折込広告を毎月定期的に入れることで、配達可能エリアに
対してのブランディング効果を高めることを目的とする。
〜新聞折込広告実施のポイント〜
■新聞折込広告の主たるターゲットを主婦に絞る。新聞に関しては、最も早く
読むのは家族構成上、父かもしれないが、新聞折込広告に関しては、主婦が
最も先に読み、また保管率が高いため、ターゲットを明確にした。
■ターゲットが主婦であり、目的が地域認知であるため、新聞折込日に関して
は、水曜日に設定した。理由は、そのエリア内でスーパーの特売のチラシが
多く入る曜日であるため。こういった曜日に関しては主婦の習性として、
新聞折込広告をチェックする習性がついている可能性が高いため。
■配布エリアに関しては、3週にわたって新聞折込広告を入れるような設定にし、
配達可能エリア全てに新聞折込を入れるのではなく、エリア分析からの重点
エリアを中心に枚数を限定して入れることでコストの使いすぎを防いだ。
■内容に関しては、地域認知が目的であるため、地域に愛されるようなキャラ
クターを設定し、キャラクターがお店の宣伝をするような形にする。
その際に、ターゲットが主婦であることから、単に、商品の宣伝をするので
はなく、地域情報や生活お役立ち情報を掲載することで、継続して読んで
もらえる紙面構成にした。
■サービス・割引チケットを継続して入れ続けることで、顧客がどのように
反応しているのかの効果測定を実施し、効果が良い場合と悪い場合の
パターン分析を実施し、より反応が高いもので継続して実施していくような
流れを構築していく。
以上のような流れで継続して実施していくことで、地域に対してキャラクター
の認知ができ、お店の認知が出来ることで、平日、土日祝、それぞれで
安定した売上確保が出来るようになります。
次回は、法人営業に関しての詳細をコメントしていきます。
※注釈
顧客管理分析に関して、分かりにくい場合や、もっと詳しく聞きたい場合は、
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