ハウスメーカーの営業担当者。
その良し悪しで住まいづくりは決まると言っても過言ではない。
例えば、担当者の経験不足から起きるトラブル。
契約前に問題点を指摘したにも関わらず、地鎮祭後にあれができない、これが入らない…
こうしたトラブルがこのところ頻繁に目立つ。
事例1
合併浄化槽が入らない。
「どう考えても、合併浄化槽はこのスペースでは物理的に入らないはずだけど?」
と当方より問い合わせするが、設計や施工担当に確認することもなく、「大丈夫です!問題ありません」という答え。
その数カ月後の地鎮祭後に、「どうしても入らないので…別な場所に埋設を…」
全くあり得ないお粗末な話。
この担当者、これだけではない。
事例2
2、3階のトイレには、流行のタンクレスを希望していた。
契約前や契約後の設計の打合せ段階で、水道の水圧がないとタンクレスは難しいから確認してくれと何度も聞いていたが、その時の答えも「大丈夫です!」と・・・
結果、同じ日に「水圧がないので水道本管の取り直しをするか、タンクレスを諦めて欲しい」ということに。
これも当初、契約する以前から散々、確認項目で指摘していた内容だ。
にも関わらず、結果はすべてダメな方向に・・・
このほかにも、建築費用の総額を尋ねるがいくらかかるか把握していない始末。
たまたま、施主さまが不安になって自分らで計算していた資料を説明する。
どっちが担当者かわからない。
話が二転三転する場合が多く、さすがに施主さまもキレ気味だ。
担当者の変更も考えざろうえない。
あまりのお粗末な展開に驚くばかりだ。
最近のHMの担当者は、その出来不出来の差が大きい。
そのため、お客さまは担当者に振り回されている。
しかしながら、こうした担当者は自分らの要求を押し通す。
それも、いつも今日の明日という場合が多い。
また、支払い請求もきっちりしてくる。
それはそれで当然のことだが、その前に担当者としてやるべきことを行うべきだ。
詳細な見積もりは催促しないともってこない。
いざ、催促するとすぐできる。
では、今まで何をしていたのか?
単なる怠慢なのか?
工事には納期というものがある。
仕事にも期限、納期があるが、こうした担当者は往々にして納期意識が低い。
これから、工事が始まるという段階でこんなお粗末な打合せ内容には、担当者自身に不安はないのだろうか?
自分であれば、不安な日々が続く。
お客さまの財産を預かる仕事。
もう少し、きめ細かい対応や自分自身の仕事の重みを実感してほしい。
■注文住宅の契約前に契約書や設計図書をチェック!
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電話:03-6202-7622
このコラムの執筆専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
「納得」と「安心」の住まいづくりを中立的立場でサポートします
生涯に一度とも言える住宅建築や不動産購入の場では「失敗したらどうしよう」と不安に思う方が多いものです。お客様が「夢」を安心して実現できるよう、業界での30年以上の経験を活かし、「納得」と「安心」の住まいづくりを中立的立場でサポートいたします。
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