
- 吉本 彰夫
- 医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 院長 歯学博士
- 香川県
- 歯科医師
-
087-818-1118
対象:一般歯科・歯の治療
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
- 赤岩 経大
- (歯科医師)
例えば、テニスをしている方なら、すぐお分かりになるかと思います。
「右手」と「左手」、見比べていかがでしょうか?
筋肉の付き方、まったく違いますよね?
ラケットを持つ手が右手であれば、左手と比べて右手の筋肉が
すごく強く太くなっていませんか?
つまり、噛み癖も同じで、右でよく噛んでいる方って、右の筋肉がすごく発達しています。
それに比べて左の筋肉は衰えてしまう。
それによって見た目も、大きく顎が曲がった様に変わってきたりするわけです。
この様に、右と左で筋肉が違う方の場合は、左の筋肉を鍛えてあげないと、
右での噛み癖の方の場合は、左で噛める様に、左の筋肉を鍛える必要があるのですね。
そういう事を、マウスピースを調整しながら探していきます。
医院でマウスピースの調整のために通院されたご経験のおありになるかたは実感がおありになるかと思います。
調整していくことによって、だんだん左で噛める様になっていきます。
噛む位置が変わってきたりもします。
それと共に、右はそこまでの筋肉を必要としなくなりますから、右は少し筋肉の力が衰え、左の筋肉が鍛えられる、その様になっていきます。
筋肉のバランスが取れてくるのです。
早い人ですと、3ヶ月もしない内に調整が終わる方もいらっしゃるんですが、その様に噛み癖が、非常に長期間になっている方の場合は、半年、1年と調整をしなければ、十分いい場所にまでズレを戻す事は出来ません。
ここを慌てて、急いでしまいますと、せっかく正しいと思われていた位置がまだ十分でなく、またすぐにズレてしまいます。
あわてず、焦らず、ゆっくりリハビリしましょう(笑)
姿勢まで良くなっていきます。
取り外し式の総入れ歯をご使用の方は、食事中に入れ歯が飛び出さないようにするため、頭を首から後ろに傾け、下あごを後ろに引っ込めてお食事されています。
このことにより頚椎がズレます。
頭を首の真上ではなく、頭をうなだれるように前かがみになってお食事をされるようになります。
頭は5キロ以上もある重いものですので、首にものすごい負担になります。
さらに頚椎がズレます。
背中まで曲がり、ご自身で姿勢を維持できなくなり、杖や押し車を必要とされるようになっていかれます。
固定式の入れ歯に変えられたとたん、前かがみになる必要性がなくなりますので、姿勢まで良くなっていきます。
ですので、十分なマウスピースの調整のためには
①調整する期間
②使う時間
③使う期間
④姿勢
という条件がとても重要になってきます。
今、当院で、「マウスピース調整」を行っている最中の方は、このことをどうぞ覚えていてくださいね。
このマウスピースは、そのように使って頂くと、ものすごく楽な場所、顎を楽に閉じた場所で、歯と歯が噛み合う場所を探す事が出来るナビゲーション装置なのです。
そして、マウスピースで探した「最適の位置」それが、私の医院で考える良い噛み合わせの第一段階での場所と、その様に考えています。
さて、噛み合わせとは、微妙にズレていくものだということをどうぞ
知って下さいね。
皆さんとっても驚かれます。
「え?歯が動くの?」
はい(^^)動くのです。
小学生や中学生の頃と比べてこんな症状が出ていらっしゃる方はいませんか?
• 下の歯がガタガタになってきた
• 飛びでてきた
• 上の歯がガタガタになってきた
• 出っ歯になってきた
• 動いてなかった歯が動いてきた
• 右でしか噛めなくなってきた
• 右で噛んでいると、顎が痛くなってきた
• いつも決まった所が痛くなる
• いつも決まった所が虫歯になる
• いつも決まった所の歯がダメになる
• 同じ所が何度も繰り返しダメになる
• 以前入れていたマウスピースを久しぶりに入れてみようとしたら、
窮屈だった。入らなかった
これは、実際にお悩みをご相談になられた方の声、です。
私の考える良い噛み合わせとは、10年後も、今と変わらずほぼ同じ場所に同じ歯がある
そういう事にも着目しています。
1日1日が同じ状況であれば、10年後も同じ場所ですよね?
例えば、私はよく女性の方にお話します。
女性なら誰だっていつまでも若々しくいたいですよね。
しかし、人間は誰しも例外なく、今日というこの日より、明日の方がより「老けて」「衰えて」いっています。
成長している、に対して、退化していっているのです。
肉体としての機能は刻一刻と衰えています。
その衰えを少しでも食い止めるために、ありとあらゆるアンチエイジングに関することが世に出ています。
ほうっておいたら衰える一方なので、なにかしらの手を打ちたいと思うのが女性の心理ですよね。
それが、昨日とまったく同じ肌の状態と言うのを、毎日毎日続ける事が出来たらいかがでしょうか?
毎日毎日同じ肌のツヤを持ち続ける事が出来たならば、10年後でも同じですよね。
「あなた変わらないわね~」とか、
「昔よりもキレイになったんじゃない」
と言われるような方は、何かしらの努力をしているのでしょうね。歯だって全く同じ、なのです。
手入れをしないと、どんどん衰え退化し、状態は悪くなる一方なのです(――;)
噛み合わせの見地からアンチエイジングを考えた時、
噛み合わせの高さが低くなる
↓
顔の皮膚が余って縮んだようになていく
↓
シワが深くなる
↓
老ける
と、なります。
噛み合わせを安定させるマウスピースについて続きます。
噛み合わせ専門歯科医院 香川県高松市 吉本歯科医院
このコラムの執筆専門家

- 吉本 彰夫
- (香川県 / 歯科医師)
- 医療法人社団 吉翔会 吉本歯科医院 院長 歯学博士
噛み合わせ専門歯科。インプラント、矯正など質の高い治療を行う
香川県高松市にある歯科医院。四国ではかみ合わせ専門歯科医院の先駆け。インプラント治療に関しては世界3大メーカーのノーベルバイオケア社、スリーアイ社より、功績、実績をたたえトロフィーを授与。高度な医療を患者さんに提供するよう努めます。
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