正確なシミュレーションを行うためにはイメージだけでなく、数値による確認も必要です。
明るさを数値で表すには、照度を用いるのが一般的です。
これは単位面積あたりに入射する光の量で、単位はlx(ルクス)です。
算出が容易であることから広く使われており、JIS等でもほとんどが照度基準であるため、一般施設の照明設計においては照度計算が通常行われます。
しかし被照面の反射特性が考慮されないために、照度が同じであればインテリアの色に関係なく、例えば壁面の色が白でも黒でも同じ明るさということになってしまいますので、空間の光環境を検討する際には注意が必要です。
床面や壁面などの照度の分布を表したものを照度分布図といいます。
http://www.matsushitas-lighting.com/beans-lux.html
今後住宅においてもシビアな設計が求められるようになると、照度分布図などによる検討も必要になるかもしれません。